
地球の将来に関して、楽天的なタイトルであるけれど、あくまでも “陰きわまって陽に転ず” の意味である。お二方の対談として編集されている。
【アセンション(次元上昇)の構造】
船井:5次元(時間軸・空間軸が圧縮され、存在の本質を構成する光りの要素でできた次元界)に意識を持っていけば、私たちが存在する3次元(現象界・物質界)を変えることは決して難しくはありません。しかも5次元に行くことは、ようやくできるようになってきました。 (p.44)
次元界については、人によりけり様々に解釈・表現されるので、複数の人々の見解をまとめることは難しい。
船井さんは5次元を上述のように表現しているけれど、光りの要素に暖かさの要素が加われば6次元になるのではないだろうか。
神道系の言霊を下地にミロクの世の到来を語る人々は、369(ミロク)の各次元界がダイレクトに繋がると表現している。すなわち、4次元(幽界)5次元(霊界)の仏教的次元界の影響が薄れ、3次元(現象界・物質界)と6次元(神界)がダイレクトに繋がるというのである。
つまり、仏教やキリスト教によって主催されてきた霊界宗教の時代が終わり、神界(超宗教)が復活することを “ミロクの世” といっているのである。
【祈るということ】
西園寺:ハンガリーのシステム哲学者であるアーヴィン・ラズロ博士は、あるレセプションでこんなことをおっしゃっていました。「身近でできることから本気で行動しましょう。いろんなことができるはずです。誰でもできる行動の一つとして、祈りがあります。祈りは時間や空間を越えて、精神・物質両面に良好な変化をもたらします。これはすでに科学で証明されているのです」
まさにそのとおりだと思います。
祈ることは超宗教の行為である。ご利益を願うことと祈ることが違うのはいうまでもない。
【老化や死は、現在の人類の集合意識が定めている】
病気というのは一般に、自分の奥底の意識が選択するものではないかという気がします。船井総研の社長時代、よく私は話しました。「仕事を怠けたい気持ちや、逃げたい気持ちがあると、病気になるのだよ」と。それと同じで「人は老いるのがあたり前」という意識が、肉体に年月を刻印することを自らに許しているのではないでしょうか。
人間の肉体は、本来なら数百年、場合によってはそれ以上もつほど、優れた創造物なのではないかと思います。現に大昔の人間には、数百歳の寿命があったと旧約聖書にも記されています。インドやヒマラヤ聖者中には、数百歳の寿命をもった人物が何人もいるそうです。
私たち人類は、老化や死というものは避けようもないものだという集合意識を持っていますが、「生命は老いない、死なない、でもいいのだ」という確固たる信念に移行することができれば、一度の生涯で十分進化できるほど、人類の寿命を延ばせるかもしれません。 (p.132)
数百年の寿命があったと記されているのは、旧約聖書ばかりではない。日本の古代文献である 『竹内文書』 などにも書かれている。
科学が率先して、自らの立つ位置を高位の次元界に移し変えてゆかなければ、現在の人類の集合意識はなかなか変容してゆかないのだろう。
科学や医療などの学術世界にある人々は、3次元の場から外に出てパラダイムをシフトする勇気がなかなか持てないらしい。既に、既存科学では原理を説明できない様々な機械は考案されているのに・・・である。
<了>