
経営コンサルタント会社を経営し、新幹線のヘビーユーザーでもある著者が、仕事柄の視点で様々なことを記述している内容である。新幹線という事業に直接関わっていた人ではないので、体系的な深みはない本である。
どちらかというと著者の仕事の延長を兼ねたサービスのあり方などを記述している趣味的な本であるから、新幹線には関係してはいない記述部分の断片的な印象しか残らない。
どちらかというと著者の仕事の延長を兼ねたサービスのあり方などを記述している趣味的な本であるから、新幹線には関係してはいない記述部分の断片的な印象しか残らない。
【日本一会員権価格の高いところ】
【ジニ係数】
市中を動くお金の勢いが小金井カントリーの相場を見るとわかると私は思っている。理由は簡単、小金井の価格が日本一高いからだ。 (p.131)
ならば、このカントリークラブに通っている人の所属を調べてみれば、もっと面白いことが分かりそうな気がするが・・・・。【ジニ係数】
所得の分配の平等性を示す指標として有名だ。完全平等が0.完全不平等の状態が1である。72年には0.314だったわが国のジニ係数は、99年数字では0.381まで上昇している。つまり不平等のほうに大きく動いているわけだ。(p.132)
小泉改革以降、ジニ係数はさらに急激に上昇していることは明らかである。経済がグローバル化する過程では不可避である。
【中央線の事故から経済をみる】
最近できた地下鉄(南北線など)には、ホームに転落防止壁が設置されているが、このような安全壁が最初にできたのは、新幹線ひかり号が通過する駅だそうである。ということは新幹線開通時、今から40年も前である。なるほど高速で通過する新幹線の負圧に巻き込まれたら大事である。
ところで、著者は、安全管理のよくできている新幹線に比べて在来線(中央線)の不満を述べているが、そこにも日本経済の実情が現れていることに、著者は気付いていない。著者は中央線四谷駅に事務所を構えているそうである。
著者名も書名も忘れてしまったが、音楽関係者が書いていた本を読んだことがある。その本の著者は、JR各駅で流れている発車を知らせるベル音は、人間に対して極度に不快な不協和音であり、精神的に臨界状態の人がこの不協和音を耳にしたら突発的にホームから飛び降りてしまうことがあるのではないか、と指摘していた。つまり駅構内の音響による不協和音が自殺を誘発していると言うのである。しかし、この音楽家の指摘を受けて、現在のJR各駅では音響が改善されているのかどうか、私は知らない。
新幹線のように、早くて正確で快適という利便性だけがビジネスではない。特にジニ係数が上がっている近年、心の安定を含めた職場環境の提案を含むビジネスコンサルタントが必要なのではないだろうか。この本の著者は、勝ち組のコンサルタントしかしたことがないのだろう。身近な中央線から経済を見る庶民感覚はない。
最近できた地下鉄(南北線など)には、ホームに転落防止壁が設置されているが、このような安全壁が最初にできたのは、新幹線ひかり号が通過する駅だそうである。ということは新幹線開通時、今から40年も前である。なるほど高速で通過する新幹線の負圧に巻き込まれたら大事である。
ところで、著者は、安全管理のよくできている新幹線に比べて在来線(中央線)の不満を述べているが、そこにも日本経済の実情が現れていることに、著者は気付いていない。著者は中央線四谷駅に事務所を構えているそうである。
「○○駅で起きた人身事故のために、中央線はダイヤが大幅に乱れてご迷惑をおかけしています」というアナウンスを聞くとドキッとするし大慌てすることがある。あれだけの路線距離を維持している新幹線では、台風や大雨地震などの自然災害がない限りほとんど正確に運行しているが、中央線ではそれが難しいのはなぜだろうか。まして人身事故が多いなら、早急にその対策を打つべきであろう。 (p.158)
東京都の東にあるビジネス街と西にある住宅街を東西を繋ぐ中央線の人身事故は自殺が多いそうである。間違ってホームから落ちることが、そんなに頻繁に発生するわけはないのである。駅で「人身事故・・」というアナウンスがあったら、それは大方、自殺である。こういうことが分かっていない経営コンサルタントって、大丈夫なのかと疑問に思う。著者名も書名も忘れてしまったが、音楽関係者が書いていた本を読んだことがある。その本の著者は、JR各駅で流れている発車を知らせるベル音は、人間に対して極度に不快な不協和音であり、精神的に臨界状態の人がこの不協和音を耳にしたら突発的にホームから飛び降りてしまうことがあるのではないか、と指摘していた。つまり駅構内の音響による不協和音が自殺を誘発していると言うのである。しかし、この音楽家の指摘を受けて、現在のJR各駅では音響が改善されているのかどうか、私は知らない。
新幹線のように、早くて正確で快適という利便性だけがビジネスではない。特にジニ係数が上がっている近年、心の安定を含めた職場環境の提案を含むビジネスコンサルタントが必要なのではないだろうか。この本の著者は、勝ち組のコンサルタントしかしたことがないのだろう。身近な中央線から経済を見る庶民感覚はない。
<了>