
【この書籍の内容は、求聞持聡明法そのもの】
この本には、弘法大師・空海のことが一言も言及されていませんが、この本に書かれていることは、空海が成就していたと伝えられている「求聞持聡明法」を、現代的な能力開発方法として記述したもののようです。
山中深く特定の密教修行者のみが学んでいたやや形骸化していた求聞持聡明法が、七田さんの手によって賦活され、一般人に公開されているようです。
[本文①] 今から一千年以上も前、中央アメリカに住むマヤ人が次のような予言を残しています。「1987~2012の間に記憶革命が起こり、人々は宇宙の記憶に共鳴するようになる。そして並外れた才能、知性、感情を備えた新しい人類になる」 (P.58)
シャーリー・マクレーンやバシャールなどを好んで読んでいた人々にとっては周知の予言ではないでしょうか。しかし、ピンチとチャンス(破壊と創造)は裏表の関係です。これはチャンス(創造)の側面を語っています。
西洋占星術では、現在は、魚座の時代から水瓶座(アクエリアス)の時代に移行しつつある時代だそうです。ゾウディアック(獣帯)12星座の中で、唯一人間が星座に描かれている水瓶座は、なぜか少女が水瓶を傾げて水をこぼしています。地球規模の大水害ですね。これがピンチ(破壊)の側面のようです。
[本文②] この太陽を見る法は、大乗仏教の経典の一つ「観無量寿経」にもブッダが弟子に阿弥陀仏を観るための瞑想法の一つとして書かれています。 (P.160)
この太陽を見る法は、日想観または日輪観といわれています。(昨日の読書記録で深入りしたかった処です)。密教には金剛界、胎蔵界の2種類の曼荼羅があります。このうち金剛界曼荼羅は九会曼荼羅とも言われ、9段階の修行の階梯を表しているのですが、この数字、九はチャクラの数に対応しているそうです。日想観は、第三の目といわれるアジナー・チャクラの開発方法として用いられます。
[本文③] 呪術者が発した呪いは、ブーメラン現象のように、自分にその呪いが2倍の力になって戻ってきたのです。 (P.176)
俗に言う「人を呪わば穴2つ」のことなわけですが、怨み屋を自覚する人は、是非ともこの部分を読まねばなりません。それでも怨む勇気があるなら・・・・・・どうぞ、ご随意に。
[本文④] 多くの専門家の協力を得、18年かけて調査した結果、最近の子ども達の知能指数が急激に上昇しているのを確認しました。 (P.204)
本文①の証拠はすでに出ています。
【公立学校は衰退し、私立学校は繁栄する】
この能力開発方法は、健常者は言うまでもなく、障害者に対しても有効であることが実証されています。しかし、国家が管理する日本の教育行政は、依然として権威主義が幅を利かせていて、新しい方法を取り入れる自己革新性はないようです。公立学校より私立学校が日本を救うことになるでしょう。
《参照》 『超「右脳人間」塾』 七田眞 三笠書房
【丹田呼吸法を実践している日本航空高校】
【能力開発だけでは、問題が残る】
この能力開発方法には問題点が残っています。能力開発方法であっても、運命改善方法としては確立していないからです。どんなに能力の高い人間ができても、その人間が不運のままであるのなら、その能力は人類のために発揮されないまま終わってしまうこともありうるのです。つまり、能力という才能より、運を養う徳が重要な訳です。
【輪廻転生がスタート地点】
この点、つまり運や徳については、輪廻転生が避けようも無く絡んできます。輪廻転生が人生を解明するスタート地点です。これが前提となっていない全ての思想は、人類に役立つことのない無駄な、いやむしろ人類進化の妨げともなる有害な思想とすら言えます。
ユダヤ神秘主義のカバラや、古代キリスト教のエッセネ派においては、輪廻転生や中間生は基本的なことであり、キリスト教は旧教であれ新教であれ、輪廻転生の記述部分はニケーア公会議の直前に削除されていたことは既に周知のことです。仏典についても「輪廻転生や中間生に関する記述が無い」という人々は、自分で仏典を読んだことのない人々の見解です。
あたかも理性を標榜する近代科学の出発点であるかのように、しばしば言及される、「我思う、故に我あり」は、デカルトの言葉として有名です。しかしその直後に「我あり、故に神あり」と語られているそうです。
【頭コンクリの人々は・・・】
輪廻転生を受け入れることのできない頭の固い人たちは、少しばかりの知識や知恵があるからと言って、あちらこちらに余計な口出しはしないこと。頭の固い者どうし、無意味な議論に人生の貴重な時間を空費するのは自由です。しかし、せめて輪廻転生を当然のことのように受け入れている新生人類の子供達の邪魔をしないこと。それが大切です。
<了>