先日、ご夫婦でセッションを受けに来てくださりました。


ご夫婦で大きな出来事を越えたばかりで

越えたから、夫婦仲が戻るのかといえば、そう簡単でもなく

だけど、何らかの糸口を見つけたかったのだと思います。


奥様とは何度かお会いしたことがある関係でしたけど

ご主人さまとはもちろん初対面。

ご主人さまに、説明してここまで連れてきてくださったということに

だって、なんで朽木?

そこに誰がいて、どんな人で、どうしてそこに一緒に行かなくてはいけないのか…



感謝というと簡単ですが

奥様の決意、想い、勇気…

いろんなものが交錯する気持ちを感じながら

私の精一杯のセッションをさせていただきました。


ちょうど、私自身、肋骨の痛みから

「みくさのみたから」というワークショップを受けて得たことがあり

まず、初めて会う男性がここに来て、

どうやったら心を開いてお話していただけるだろうかという

一番のハードルを超えるために

まずは整体から始めさせていただきました。

もちろんまだまだ見よう見真似ですが

頭でっかちになりがちな男性のどこをほぐせばいいのかは、

夫の体をたまに触っているのでわかるのです。


だから、少しお話した後

2階に上がって、カラダをほぐすというアクセスで始めさせていただきました。


抵抗感はバリバリあったでしょうが

足をほぐして

頭をほぐして

首のところを手当てさせていただいているうちに

なんとすーすーと寝息を立てて、ご主人は眠ってしまわれました。


疲れが本当に溜まっておられました。

最近のものだけでなく

もう生き方といっていいほどに染み付いてしまっている

カラダの硬さでした。


眠っておられるご主人のその横で、

奥様のカラダも手当てさせていただきました。

背中のあたりに

「悲しみ」や「怒り」の感情があって

そこをしっかり緩めるように意識しながら。


お二人の体を触らせていただきながら

お二人がこれまでにどうしようもなく溜め込んできてしまった

カラダの感情の声を聴いていました。


お二人を起こさないように、そ~っと階下におり

ランチのご用意をさせていただいているうちに

お二人が下りてこられました。


ご主人はそれから、饒舌に

これまでのこと

奥様への想い

今、捉われている思い

たくさんたくさん話してくださいました。


すべて吐き出していただくことが大切かなと感じ

できるだけ遮らないように

お話を聞いていました。


時々、奥様のほうにもっと話してもらわなくっていいかな?と気になったり

私からのアドバイスを挟んだほうがいいかな?とも思ったのですが

せっかくこれだけたくさんのお話をご主人がされていることが

すごく貴重なことに思えて

ただ本当に聞いていただけのように思います。


ただ、お二人に伝えたかったことは

今、後悔しかないような出来事も

そのとき必ずベストを尽くしてきた結果なのだということ。


家族を愛していたから、起こった出来事であって

そのときは、それが一番いい方法だとしか思えなかったから起こったのであって

今、気付くことがあって後悔しかなくっても

本当はその時のベストを尽くしてきただけなのですよね。


そこが心からわかれば

許すに繋がります。


許せないのは、実は一番苦しいのです。

許せたほうが、本当は楽なのです。


でも、その手前で立ち止まってしまうのは

たくさん傷ついたから、ですね。


傷ついたことは
(本当は傷なんて、人はつかないのですけど)

「思い方」だったということに

少しずつでも気付いていただけたらなって思って、寄り添っています。


思い方が変われば、本当は「そこには愛しかなかった」ってことに

気付くことができるのですよね。


セッション時間は4時間を超え

私も初めてのことながら、どこで切り上げていいのかもわからず

もちろん、ご夫婦の間のことですので

長年連れ添って、長年にわたってもつれた糸は

たった数時間のセッションではほぐれるものでもなく

私の中に限界というか

何もできなかったのではないか、という

感情も湧いたりしました。


だけど、ご感想をいただいて

あれでよかったのだと

心の底からほっとしたのでした。