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◎小学生時代◎

 


通知票によく書かれていた先生からのメッセージは、
「おちつきがない」「授業中、授業を座って聞いていられない」と。

いまでいう、多動症だったんだろうな。


動物園に行くのが好きだった。

動物は好きじゃなかったんだけども。

そのとき動物パレードで、一羽のペリカンの魅力にとりことなる。

なんて凛々しくてかっこいいんだろう。

ふらふらっと引き寄せられるように側に寄って
しゃがんで同じ目線になったら、ガブッと頭から食べられた。

ペリカンのくちばしの中は魚臭かった。


痛かった。でも無傷だった。やはり、運がいい。

それ以来、正月に、獅子舞に頭をかじられるのが苦手になった。
ちょっぴり頭をかじられるものは、トラウマ。




このころから、おともだちの相談をよくうけていた。


おともだちの相談をうけながら、指を5本に広げて指のマタと指の先をつかう、
「天国・地獄・天国・地獄占い」を、してあげたことがよくあった。


でも、地獄って告げるのは、どうしても嫌だったので、占い方法を変更。

別バージョンのジジ・ババ・トノ・ヒメ占いに変えて占ってあげた。


ジジとかババが多く、

やはりジジとかババとか告げたくないので困った。

ヒメもあまりいないので困った。

自分はトノだった。

それにも困った。

ヒメがよかった。

お姫様願望は、こういう形でのみあった。



占いや人の相談は、このころから始まっていた。


お友達の木島さんが、もっていたタロットカード。

それが、とってもカッコよくて、

ガキ大将だった私は、なかば奪うような形で借りて帰ってきた。


その絵柄を真似して、クレヨンで画用紙に絵を描いた。
それを、ちょきちょきとはさみで切る。

自分のお手製カードをつくって、意味のわからないまま
占っていたのもこのころ。

これが得意の「直観」「本能」「ひらめき」を磨くはじまりなのである。


占いは意味を知らなくたって、占えるということを知ったのもこのころ。
なんだか勝手に出てくる、ひらめく言葉の不思議に、
なかば面白半分で、クラスの子を占い続けた@小学3年生。

クラス殆どの人のプライベートを、こうやって占いをすることで
つい把握してしまうのだけど、やはり自分だって、占ってみたい&もらいたいお年頃。



そんなときに、クラスで10円玉をつかうコックリさんが、大流行。


その頃、マジ惚れしていた、宇田くんの気持ちを、知りたかった。
まんざらでもないような、気がするんだけどね。


私は、どうして宇田君が好きだったのか。


惚れた理由はこう。


クラスで、図工の時間に「モビール」をつくっていた。

私は、つまらなくて途中で投げてしまい、先生から配られた竹ヒゴと糸で、
それとは違うもの。そのときにハマってた、ざりがに釣り用の、釣りざおを、
作り始めていた。


でも、私の隣で、楽しそうに黙々と作業を続ける彼がいた。

モビールなんて作るより、やっぱりザリガニ釣りでしょ。

この釣竿で、今日は「まっ赤チン」釣るんだもんにーーー。

んな、モビール作るなんてつまんないのに、
なんでこんなにも楽しく作っているんだろう。


それを、彼に直接聞くと、
彼は私に向かって、にっこりと笑った。


そして、こんなことを教えてくれた。


「作るのは大変だけど、完成したこれをみて、誰かが喜んでくれるかなっておもったら、
それだけで嬉しくなるじゃん!」と。



きゅーーーーん!


そんな音が胸から聞こえて、シビレた。

恋が芽生えた。

「だから、モビールづくり一緒にやろう」っていわれた、
なんも考えず「うん♪」って、いった。


先生にいわれても、絶対にやらなかったのに、



真っ赤ちん<宇田くん


真っ赤ちんが負けてしまった。


きっと、ヘラクレスオオカブトでさえも、宇田くんに勝てなかっただろう。

こんな、恋の方程式を覚えてしまったのだ。

よく巷で聞く「恋はハリケーン」という現象は、本当だ。


さっき作った、お手製の「ざりがに釣りの釣竿」を、いそいで解体し、
彼に一緒に手伝ってもらいながら、時間をかけてモビールを完成させる。

そして、それを見て、彼が一緒に喜んでくれた。


一生懸命に何かをやって、人が喜んでくれることって、
こんなにも満たされて、

心が温かくなって幸せなんだなあって、子供心におもった。



さて、そんな麗しき紳士の宇田君に、恋心を抱いていた私が、
手にしているのは、流行りのコックリ紙に10円玉。


真ん中に鳥居をかいて、YESとかNOだとか書いて、まわりにひらがなをちりばめる。

そんなふうに用意した、十円玉とコックリ紙に、
純粋たっぷり愛情をこめて、聞いてみようと思った。


お友達の女の子と一緒に、
10円玉に人差し指を、どきどきしながらのせる。

「宇田君は私のことが好きかどうか?」と、
一番気になることを、ちょっと照れながらモジモジして、聞いてみる。


すると、私の意識とは別に、
すーっと十円玉が動き出す。


えええ?

これすごい!

…と、そんな不思議にびっくり。


あの、「あなたの知らない世界」っていう番組で

やってたやつじゃん!すっげー!

んもう、目をキラキラさせて、


・・・たんだけども。




自動でうごいてる!!


・・・ってってって、おや?


おやややや??



どうやら、私と一緒に、10円玉の上に指をのせていた女の子が、
その十円玉を、NOのほうに引っ張っていこうとする模様。



ちょちょちょ、ちょっと!

やめてってば。

それこそ、NOよ!やめてよ。

これは確信犯じゃんよ!

それはならない!



とにかく止めなければ、と、十円玉にぐっと力を入れる。


ぐぐぐっと。


人差し指が弓なりになるまでぐぐぐぐぐっと。


ぜったいにいかせるもんか、YESだ!YES!と、

力づくで指をぷるぷるさせながらコックリ紙?の上で、

人差し指同士の、無言の壮絶なバトルが、繰り広げられた。




あれ?まてよ?

彼女は、田口君が好きだったはず!

こないだタロットやってあげた時に、そういってたじゃん!

なのに、どうして宇田君を?

さては二股か?!


いや?私に宇田君を渡したくないのかしら!?

女って、こわいわ。


こわいわーーーっ。

いや、わたしもこわいもんにーーーーーーっ。



彼女はNO!

私はYES!


お互い一歩も引きやしない。


YESだっつーの!


YESだっつーの!


YESだっつーの!



…両者とも引きさがらない。

女同士の争いは、小学生であっても、とことん醜い。



宇・田・く・ん・は・私・の・も・の・よ・~~~っ!


んにゃろーーー!


人差し指が、きりきりと弓なりに、真っ赤になるくらいに力を込めた。



イえーーーーーーーーーーーーーーーーーーす!


ベリリッ。




大きな音を立て、コックリ紙がやぶれた。
まわりの野次馬の女の子たちは、シンと静まり返った。


やぶれた紙に呪いを怖れ、
驚いた彼女は、指を離し、
私の人差し指と、十円玉に、YESを譲った。


そして、ランドセルをさっととって、呪いをおそれ帰っていった。



イエ~~~~~~~~~~~~~~スっ!!
ア~イアム・ウィナ~~~~!ヾ(≧▽≦)ノ 


YES!YES!YES!YE~~S!
ひゃっほーーーーーーーーーーう!!!!



そっか、宇田君は、
私のことが好きだったのか~~~~!

よかった~!!


きっと、このころ「思いは実現する」そんな、
引き寄せの法則を知ったのかもしれない。

(※実際には引き寄せと違うよ、間違わないでね)



どんなことでも「あきらめないこと」と「信じつづけること」は、
本当に大切だと思います。


そして何があっても、怖れてはならないこと。
怖れと、不安は、手放して現在(いま)に集中すること。


ときに、運命さえも「まいった!」させる心意気で生きること。



そして、思いこむパワーの素晴らしさを。
このコックリさん?から学んだ気がします。


(良い子も悪い子も普通の子も、たら子もすじ子も、真似をしないでください。)




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