10月4日の昨日は母の誕生日

 

 

用事があり昨日の夜、電話をしていたにも関わらず

すっかりそのことを忘れていた

 

 

今朝、そのことを思い出し

慌ててケーキを買いに走った。

 

 

「父のいない誕生日を母はどう過ごしただろう」

 

 

そんな思いに切なくなりながら

実家に着いた

 

 

母は今日も元気だった

 

 

誕生日のお祝いを伝えると

「何にも嬉しくないけど」と笑っていた

 

 

晩御飯は母の好きなものを食べよう

 

と伝えてみた

 

 

それを聞いてから

材料を買いに行こうと思っていたら

 

 

母は「お寿司を食べに行こう」と言った

 

 

この一年、父が外食を好まなかったので

外でご飯を食べにいくという選択をすっかり忘れていた

 

 

久しぶりの母との外食に心がときめいた

 

少し足を伸ばし

 

敦賀市のお寿司屋さんに行くことにした

 

といっても回転寿司屋さんだ

 

 

とはいえ、日本海側の寿司屋さんは回転寿司であっても

 

やっぱりネタが美味しいのだ(と私は感じている)

 

 

 

いつもの店に母と2人

 

父がいないことにちょっぴり寂しさもよぎるが

 

父に気を使わなくていい分

 

ゆっくりとお寿司を味わえた

 

 

 

父は気難しい人では無かったが

 

農家一筋の田舎の親父だったので

 

外食には不慣れで、一緒に行くのはいいが何かと手がかかった

 

 

 

”父のいない誕生日はどんなだろう”

 

もう一度、その思いが頭をよぎった

 

 

以前、母が言っていた

 

 

「この1年間は事あるごとに

父がいないことを思い知らされる」

 

 

父と母は何十年も一緒に農家を営んできた

 

ということは

 

この夫婦は四六時中顔を付き合わせ

 

春に始まり、夏を過ごし、秋を喜び、冬を迎えてきた

 

どこにいってもどこの季節でもそこには父親の面影ばかりがある

 

 

「それも仕方ないね」

 

 

その声は寂しさを伴いながら覚悟を決めていたように感じた

 

 

 

家に帰ってきてから

 

栗の仕分けの手伝いをし

 

2人でケーキを食べた

 

 

いつものリビングは

 

床が貼り直され今まであったものが片付けられスッキリしていた

 

 

 

いつもと違う1日遅れの母の誕生日

 

まぁ、これはこれでアリだ。