筑波大学への質問状 動物実験 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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令和8年 9月 11日

国立大学法人筑波大学
学長 永田 恭介 様
筑波大学動物実験委員会 御中

筑波大学における動物実験及び実験動物の飼養・処遇等に関する質問状

私どもは、動物の生命と福祉、動物を使用しない研究方法への移行に関心を持ち、実験動物をめぐる現状について調査しております。

筑波大学におかれましては、「筑波大学動物実験取扱規程」を定め、動物実験委員会による審査、自己点検・評価及び動物実験に関する情報公開に取り組まれているものと承知しております。

動物実験について市民が正確な情報に基づいて考えるためには、研究機関における動物の使用実態、苦痛軽減措置、3Rの実施状況及び実験終了後の動物の処遇等が可能な限り明らかにされることが重要であると考えます。

つきましては、下記についてご回答くださいますようお願い申し上げます。

1.実験動物の使用頭数について

直近5年間について、年度ごとの実験動物の使用頭数を、可能な限り動物種別にお示しください。

特に、

マウス、ラット、モルモット、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ・ミニブタ、サルその他の霊長類、その他の哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類

について、それぞれの使用頭数をご回答ください。

また、「使用頭数」と「飼養頭数」を別々に集計されている場合には、それぞれお示しください。

2.イヌ及びネコの使用について

直近10年間にイヌ又はネコを使用した動物実験が行われている場合、

(1)年度ごとの使用頭数
(2)犬種・猫種
(3)主な研究目的
(4)動物の入手先
(5)実験終了後の生存・安楽死・譲渡等の頭数

をお示しください。

ビーグル犬を使用している、又は過去に使用していた場合には、その供給元についてもご回答ください。

3.霊長類その他大型動物について

サル、ブタ・ミニブタその他大型哺乳類について、直近10年間の動物種別使用頭数、主な研究目的、入手先及び実験終了後の処遇をお示しください。

4.動物実験計画について

直近5年間について、

(1)動物実験計画申請件数
(2)承認件数
(3)修正を求めた件数
(4)不承認件数
(5)実験中止を求めた件数

を年度別にお示しください。

5.動物が受ける苦痛について

筑波大学では、動物実験による苦痛の程度をどのように分類・評価しているでしょうか。

苦痛度分類を実施している場合には、直近5年間について、苦痛度別の実験計画件数又は使用動物数をお示しください。

また、重度の疼痛又は苦痛を伴う実験について、どのような審査及び苦痛軽減措置を講じているかお示しください。

6.麻酔・鎮痛及び人道的エンドポイントについて

外科的処置その他疼痛を伴う実験について、

(1)麻酔
(2)術中・術後の鎮痛
(3)獣医学的管理
(4)人道的エンドポイント

について、大学としてどのような基準を設けているかお示しください。

7.実験終了後の動物について

直近5年間に実験又は繁殖等に使用された動物について、

(1)安楽死した頭数
(2)実験終了後も継続飼養した頭数
(3)別の研究に使用した頭数
(4)研究機関等へ移管した頭数
(5)一般家庭又は動物保護団体等へ譲渡した頭数

を、可能な限り動物種別にお示しください。

8.実験動物の譲渡(リホーム)について

実験終了後又は繁殖終了後の動物のうち、健康上・行動上、生存及び譲渡が可能な動物について、一般家庭又は動物保護団体等へ譲渡する制度はありますでしょうか。

制度がある場合には、その基準、過去の実績及び動物種別の譲渡頭数をお示しください。

制度がない場合には、今後導入を検討する可能性があるかご回答ください。

9.実験動物の入手先について

直近5年間について、実験動物を購入又は譲受している主な生産・販売事業者、大学、研究機関等を、可能な範囲でお示しください。

特に、茨城県内の一般財団法人動物繁殖研究所から実験動物を購入又は譲受した実績がある場合には、

(1)動物種
(2)系統
(3)年度
(4)頭数

をお示しください。

10.3Rについて

Replacement(代替)、Reduction(削減)、Refinement(苦痛軽減)の原則について、

(1)動物を使用しない研究方法へ変更された研究
(2)使用動物数を削減できた研究
(3)苦痛を軽減する方法へ変更された研究

について、直近5年間の具体的な実績があればお示しください。

11.動物を使用しない研究への移行について

オルガノイド、Organ-on-a-Chip、ヒト細胞・組織、コンピュータシミュレーション、AIその他の非動物実験法について、筑波大学ではどのような研究・導入・教育を行っているでしょうか。

また、動物実験を代替する研究方法の開発又は導入に対して、大学として予算、人員その他の支援を行っている場合には、その内容をお示しください。

12.飼養保管施設及び動物実験室について

現在承認されている、

(1)実験動物飼養保管施設数
(2)動物実験室数

をお示しください。

また、施設ごとに飼養可能な主な動物種について、公開可能な範囲でお示しください。

13.事故・逸脱等について

直近10年間について、

実験動物の逸走、予期しない多数死亡、飼育設備・空調設備等の事故、動物福祉上重大な問題、承認された動物実験計画からの重大な逸脱その他の事故・事案があった場合には、その件数、概要及び再発防止措置をお示しください。

14.外部検証について

筑波大学の動物実験及び実験動物飼養保管について、第三者機関又は学外有識者による外部検証を受けた実績について、

(1)実施年月
(2)実施機関
(3)評価結果
(4)指摘事項
(5)改善内容

をお示しください。

15.今後の情報公開について

動物実験について社会との対話を進めるため、今後、

・動物種別使用頭数
・苦痛度別使用状況
・実験終了後の処遇
・譲渡実績
・3R及び代替法の実績

等について、毎年度自主的に公開することをご検討いただけないでしょうか。

私どもは、研究者個人を非難することを目的として本質問を行うものではありません。

動物の生命と福祉を守りながら、科学・医学が動物を使用しない研究方法へ移行していくためには、まず現状を市民と研究機関が共有し、対話することが必要であると考えております。

ご多忙のところ恐縮ですが、可能な限り文書又は電子データにてご回答くださいますようお願い申し上げます。

なお、既にウェブサイト等で公開されている事項については、該当する資料名又は掲載箇所をご教示いただく形でも差し支えありません。










by鶴田真子美(おかめ)