新潟漫遊2日目の始まり。

 

最初に向かったのは長岡駅の隣駅、宮内駅。

 

8年振り2度目の訪問です。

 

<旅の工程>

1日目:浦佐→塩沢→長岡

2日目:宮内→弥彦

3日目:弥彦→新潟

4日目:新潟

 

そこには摂田屋という醸造の町があります。

*読みは"セッタヤ"

 

少し変わった名称は、中世に武士や僧侶の簡易宿泊施設"接待屋"に由来するそうです。

 

摂田屋は関東と越後を結ぶ旧三国街道に面していて、江戸時代には上野寛永寺の領地になった事で醸造業が盛んとなり、現在も5つの蔵元が醸造を続けています。

 

そんな"麹が香る町"を巡ります。

 

機那サフラン酒製造本舗

 

機那サフラン酒は創業者・吉澤仁太郎が明治時代後期にサフランを使って製造した薬用酒。

 

"機那"は木の名前なのですが、サフラン酒とは関係無く、由来は不明らしいです。

*読みは"キナ"

 

主屋

(国登録有形文化財)

 

明治27年(1894)築造の主屋。


 


大正2年(1913)に増築されて、巨大な屋根瓦の乗る屋根を持つ格好となりました。


土蔵

(国登録有形文化財)

 

鏝絵の蔵として有名な土蔵。


大正15年(1926)の築造です。

 

東面の扉には鳳凰と麒麟の鏝絵。

 

 

北面の扉には動物と植物の鏝絵。

 

 

上は猪と芒、竹と虎、鼠と万年青、牛と紅葉、下は馬と桜、犬と牡丹、羊と菖蒲。

 

現在の左官職人にも想像が出来ない技術で仕上げられているそうです。

 

土蔵内の見学が出来ます。

*見学無料

 

 

色彩も鮮やかな見事な鏝絵。

 

描かれているのは恵比寿と大黒天です。

 

土蔵内には、サフラン酒に関する資料やサフラン本舗の歴史、創業者・深澤仁太郎の年表などが展示されています。

 

 

上に掛かっている黄金の透かし彫り欄間は、主屋の座敷にあったものです。

 

 

その効用も記されている黄金看板。

 

 

様々なラベルもレトロで良いですね。

 

 

ふと主屋の床を見ると、わんこスタンプw

 

一号蔵

(国登録有形文化財)

 

明治27年(1894)に最初に主屋に接続して建てられた製造蔵です。

 

桜の古木が蔵と共に歴史を物語っています。

 

衣装蔵

(国登録有形文化財)

 

大正16年(1917)築造で、創業者のお宝が収蔵されていたそうです。

 

庭園

 

溶岩や名石、灯籠や石像が所狭しと配置されています。

 

中には吉澤仁太郎自ら造った石像もあるとか。

 

鏝絵もそうですが、庭にしても吉澤仁太郎の唯一無二な独創性や個性が現れている素晴らしい庭園。

 

吉澤仁太郎は庭の手入れをしている時に負った傷がもとで、昭和16年(1941)に78歳で亡くなったそうです。

 

離れ座敷

(国登録有形文化財)

 

昭和6年(1931)の築造。

 

いつか離れ蔵内部を見学したい。

 

 

お土産に復刻ミニボトルを購入しました。

 

吉乃川(酒ミュージアム醸蔵)

(国登録有形文化財)

 

創業は室町時代にまで遡る天文17年(1548)の老舗酒蔵。

 

街道に面した蔵が平成31年(2019)に観光施設として営業を始めています。

 

 

街道を一本入ると、吉乃川の敷地を縦断する小径があります。

 

小径を出ると、そこには商家町ならではのお稲荷様。

 

竹駒神社

(御祭神:稲荷神)

 

明治22年(1889)に宮城県岩沼の日本三大稲荷、竹駒神社から勧請されたそうです。

 

越のむらさき

(国登録有形文化財)

 

江戸時代から続く醤油蔵で、社屋は明治10年(1879)竣工。

 

辺りに香ばしい醤油の香りが漂い、いかにも醸造の町といった感じ。

 

摂田屋の香りの原風景ですね。

 

社屋の傍で往来する人々を見守ってきたであろうお地蔵さんにさよならをして駅に戻ります。

 

WILLOW HOUSE

 

食を通じて町造りをデザインする(有)寿々龍が手掛けた古民家カフェです。

 

食の宝庫新潟の利点を武器に、歴史的建造物を上手く活用して町の活性化を進めていって欲しいですね。

 

時刻は12時前。

 

当然?、摂田屋に来たら外せないこちらへ。

 

青島食堂本店

 

昭和36年(1961)創業、新潟5大ラーメンの一角を担う生姜醤油ラーメン。

 

県内に5店舗、東京秋葉原にも支店を構え、今や都内でも屈指の人気店。

 

青島ラーメン

 

懐かしい中華そば風味の中に漂う生姜の香り。

 

相変わらずの行列店でした。

 

他にも味噌・醤油・酒蔵があるのですが、列車のダイヤの都合で、なかなか長居が出来ない摂田屋。

 

今回も課題を残して後ろ髪を引かれて…

 

旅の舞台は弥彦へと。