新潟漫遊初日。

 

13時過ぎに浦佐駅から上越線で少し下ります。

 

目指したのは旧宿場町、塩沢。

 

 <旅の工程>

1日目:浦佐→塩沢→長岡

2日目:宮内→弥彦

3日目:弥彦→新潟

4日目:新潟 

 

塩沢駅を出ると、雪山に向かって伸びる街道。

 

◆塩沢宿◆

つむぎ通り

 

塩沢宿は江戸と越後を結ぶ三国街道の宿場町で、越後上布(国指定重要無形文化財)や塩沢紬といった伝統的な織物で栄えました。

 

街道は上杉謙信も関東遠征時に通ったそうです。

 

その繋がりは今も東京→魚沼という新幹線のルートと変わりませんね。

 

青木酒造

 

創業享保2年(1717)、首都圏でも人気の銘酒"鶴齢"の蔵元。

 

"鶴齢"の名付け親は江戸時代後期の越後の雪国生活を記した「北越雪譜」の著者・鈴木牧之。

*読みは"スズキボクシ"

 

その次男が青木酒造の前身である平野屋に婿入りをして、7代目となっています。

 

駅前通りから左に入れば、往時の風景に再現された通りに出ます。

 

牧之通り

*読みは"ボクシドオリ"

 

道路改善事業により、平成22年(2010)に"塩沢らしい街づくり"のテーマの下、再現工事がされました。

 

雁木も再現されていて、いかにも越後の宿場街道といった風情。

 

通りの名称は前述の鈴木牧之の名から。

 

青木酒造

 

こちらは店舗兼主屋。

 

窓からちらりと覗くと、鶴齢を始めとした魅惑の品々が耳元で囁き誘惑してきます…

 

まだ初日、理性が勝り我慢w

 

 

往時、宿場町のランドマーク的な存在だったという看板。

 

見事な透し彫りは石川雲蝶と並ぶ名工・小林源太郎作です。

(西福寺の鐘楼の装飾とお同じくですね)

 

 

雪国らしい、頑丈で豪壮な造り。

 

ゆきぐに信用組合

 

信金も海鼠壁の土蔵風な造り。

 

 

街道を振り返る。

 

塩沢郵便局

 

黒塗りの郵便局に赤ポストが映えます。

 

すずき酒店(鈴木牧之翁生家)

 

鈴木牧之の生家である鈴木屋は綿織物の仲介業と質屋を生業とし、地域有数の豪商だったそうです。

 

高田屋酒店(旧脇本陣)

 

旧脇本陣らしい、立派ないでたち。

 

現在は"八海山"専門の酒店のようです。

 

住吉神社

(御祭神:住吉三神・息長足姫命)

 

天文元年(1532)、魚野川の洪水で流れてきた御神体を祀った事が起源と伝わります。

 

7/中旬の例祭・塩沢まつりでは神輿渡御や花火で賑わうそうです。

 

拝殿

 

狛犬の台座の装飾も凝っていますね。

 

 

所々で桜が満開を迎えつつありました。

 

住吉神社の脇を抜けていくと、巨大な山門が見えてきます。

 

信受山 長恩寺

(宗派:浄土宗)

 

創建は14世紀頃と伝わる寺院です。

 

鈴木牧之の墓がある事でも知られています。

 

鐘楼門

 

存在感のある朱の門。

 

楼上の扁額の装飾も見事。

 

本殿

 

非公開ですが、石川雲蝶の彫刻を所蔵しているそうです。

 

 

名刹の風格漂う寺院でした。

 

 

街道の数ヶ所にあるカマキリの装飾。

 

積雪の高さが柱に刻まれていて、カマキリがそれを指しています。

 

昭和後期には軽く3m超積もっていたようです…想像がつかない。

 

 

美しく宿場町風情を再現した町並み。

 

以前はTHE昭和な町並みだったそうです。

 

電柱地下化や歩道整備をしつつ、雁木という古き良き風景を残して、新旧融合の新しくも美しい風景。

 

町の方々が往来し、元気な学校帰りの子供達もいて、とても和やかで微笑ましい雰囲気でした。

 

ところで、小学生から"頑張って下さい!"と挨拶されたのですが、この地域特有の挨拶?

 

咄嗟に"君もな"と返したけれどw

 

時刻は14時半。

 

初日の宿泊地、長岡へ向かいます。