記事は時を遡り、4/中旬の埼玉県秩父。
羊山公園で芝桜を鑑賞した後、秩父の名社を3社ほど巡りました。
1社目は知知夫国の一の宮。
早いもので、前回の参拝から7年もの歳月が経っていました。
◆知知夫国一の宮 秩父神社◆
一の鳥居
埼玉屈指の観光地、秩父。
芝桜まつりのシーズン、大いに賑わう参道を抜けて社頭へと向かいます。
神馬舎
秩父神社は平安時代の法典・延喜式においては、武蔵国四の宮とされている古社。
明治時代に旧国から幾つかの国が分割された際に認定された新一の宮のひとつとして、古代豪族が納めた国、知知夫国の一の宮となりました。
因みに、新一の宮は6国6社が存在しています。
(蝦夷・津軽・陸中・岩代・知知夫・琉球)
神門
朱色の鮮やかな神門を抜けて御神前へ。
その先に続く参道。
拝殿
(埼玉県指定有形文化財)
<御祭神>
八意思兼命
知知夫彦命
天之御中主神
秩父宮雍仁親王
社殿によれば、第10代崇神天皇の御代(紀元前80〜30年頃)に、知知夫国造の知知夫彦命が祖神である八意思兼命を奉斎して創建されたと伝わります。
読みは"ヤゴコロオモイカネノミコト"
鎌倉時代に創造神・天之御中主神、昭和28年(1953)に秩父宮雍仁親王を合祀して今に至ります。
左甚五郎作とされる見事な装飾が施された社殿は天正20年(1592)、徳川家康の寄進。
子宝・子育ての虎
躍動的な虎の親子が描かれています。
気になる秘境の蜂蜜酒。
拝殿左側を飾る松と孔雀。
本殿
(埼玉県指定有形文化財)
権現造の幣殿部分にも"瓢箪から駒"の物語が彫られています。
お元気三猿
"三猿"と言えば日光東照宮ですが、こちらはそれよりも古いものです。
東照宮とは異なり、"よく見て・よく聞いて・よく話す"という教えを伝えているのだそうです。
悪習を諭す教えと良く学ぶことの教え。
武士と国造の価値観の違い?
北辰の梟
中世、秩父平氏が奉じる妙見信仰と習合して、秩父妙見宮と称された秩父神社。
御祭神の一柱、天之御中主神は神仏習合時代に妙見菩薩と習合していました。
"北辰の梟"はそんな妙見信仰の名残り。
妙見(北辰北斗)信仰に基づき、体は南、頭は北を向き、御祭神を護っているそうです。
つなぎの龍
彫刻の龍が夜な夜な抜け出して池で暴れていた為、彫刻を鎖で縛ったところ、龍がおとなしくなったという伝説が伝わっています。
まるで動いているかの様な躍動感。
今もちゃんと鎖が掛かっています。
拝殿右側は孔雀と梅。
額殿
字が薄れていますが、正面左の額には"妙見宮"の文字。
続いて、境内社巡りです。
柞稲荷神社
(御祭神:倉稲魂命)
*読みは"ハハソイナリジンジャ"
"柞"とは、コナラなどの落葉樹の別名。
秩父神社の社叢はコナラやクヌギが多く茂っていた事から、"ははその森"と呼ばれていたそうです。
日御碕宮
(御祭神:須佐乃男神)
諏訪神社
(御祭神:建御名方神・八坂刀賣神)
出雲の神々が集結。
諏訪社御柱
そして、その傍にはなんと御柱まで。
平成殿
平成の御大典記念事業として、平成9年(2021)に建てられた施設です。
社務所や喫茶スペースが設けられています。
御朱印
秩父神社と言えば、秩父夜祭。
国指定重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産でもある秩父夜祭。
周辺にはその関連の見所があります。
御旅所
夜祭では2台の笠鉾と4台の屋台がこの御旅所に集結します。
団子坂
御旅所へと続く急坂。
夜祭のクライマックスで、笠鉾と屋台がこの坂を曳き上げられます。
秩父まつり会館
*入館料¥500
秩父夜祭は寛文年間(1661〜1673)から続く例祭で、京都祇園祭・飛騨高山祭と並ぶ、日本三大美祭、日本三大曳山祭に数えられています。
古代知知夫国における、武甲山への信仰がその起源と言われています。
武甲山の男神(蛇神)と秩父神社の女神(妙見菩薩)が年に一度の逢引きを楽しむという伝承があり、山と星への自然崇拝がその源流である事が窺えます。
常設展示の笠鉾と屋台は実物同様に作られたもので、その迫力と秀麗さに見惚れるばかり。
ところで、この日のお昼ご飯は、まつり会館近くにある武蔵野うどんの人気店にて。
粉ぐら
肉汁うどん
THE武蔵野な極太強靭なうどんを醤油ベースのつけ汁で頂きます。
時刻は14時。
秩父鉄道で次の神社へ向かいます。
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