福住楼宿泊記、食事編です。

 

山間の塔ノ沢温泉の夕暮れは早く、夕方前には山に陽が隠れ、薄暗くなってきます。 

 

湯浴みをして、暗くなりつつある部屋で川の音を聞きながら夕飯を待ちます。

 

霜月の献立

 

季節毎に変わる旬会席です。

 

 

部屋食なのが福住楼の素敵なところ。

 

前菜

(鮟肝ポン酢ジュレ・鹿ステーキとエリンギ・林檎ベーコン巻き・里芋煎り雲丹和え・小倉蓮根)

 

晩秋を感じさせる前菜。

 

見て楽しんで味わって楽しんで。

 

先附

(養老寄せ・海月・胡瓜・黄菊・甘酢・山葵)

 

歳を重ねて、小鉢の中の料理をより深く楽しんで味わえるようになりました。

 

お造り

(鮪小角切り・かんぱち・サーモン・平目・帆立)

 

どれも瑞々しく、良いお味。

 

いずみ橋 恵 袋しぼり

 

合わせるのは、相模が誇る銘酒いずみ橋。

 

(土瓶蒸し・松茸・海老・鱧・鳥・三つ葉)

 

秋の実りが詰まった土瓶蒸し。 

 

 

具材から染み出た出汁でお酒も進む。 

 

台の物

(うどんすき・山麓豚・白菜・長葱・榎・湿地・水菜)

 

前々回の蒸籠蒸し、前回のみぞれ鍋に続き、今回は豚しゃぶうどんすき。

 

 

山麓豚、正式には箱根山麓豚はその名の通り、箱根山の西麓のブランド豚で、海藻粉末や木酢入りの飼料と地下水で育てられるそうです。

 

程よい甘味と脂身が良いバランスでした。

 

焼物

(宝楽焼き・秋鮭・瓢亭玉子・丸十)

 

秋の味覚の焼物。

 

薩摩芋を丸十と表記するのは、薩摩藩島津家の家紋が丸に十である事に由来するそうです。

 

揚物

(鳥海老真丈二身揚げ・ししとう)

 

福住楼の揚げ物と言えば?の二身揚げはレモンを絞ってさっぱりと頂きます。

 

ところで、平目の箸置きが可愛い。

 

煮物

(飛竜頭・大根・蒟蒻・薩摩揚げ)

 

良い具合に味が染みた割烹おでん的な? 

 

食事

(白ごはん・赤出し・漬物)

 

染み入る赤出汁で〆です。 

 

水菓子

(柿・水ようかん)

 

食後に布団を敷いてもらい、夜も更けて…

 

 

気付けば、深夜。

 

 

寝る前にもうひと風呂。 

 

小丸風呂

 

大丸風呂と壁を隔てた小丸風呂。

 

静まりかえった中、ひたひたと溢れる湯の音に耳を澄ませて、至福のひと時。

 

翌朝。

 

 

朝も部屋食です。

 

 

相模の鯵の干物は最高。 

 

 

ネギトロ丼にしてご満悦。

 

 

湯豆腐で優しい朝の目覚め。

 

朝食を終え、全てを名残惜しむ時間…

 

 

宿を後にして、晩秋の早川を目に焼き付けて、福住楼とお別れです。

 

この後、昨年記事にした大雄山へと向かったのでした。 

 

以上、福住楼宿泊記でした。

 

 

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