隠岐漫遊2日目。
昼からの島内バスツアーまで時間があるので、初日に気になっていた資料館へ。
<旅の行程>
1日目:島後(隠岐の島町)
2日目:島後(隠岐の島町)
3日目:島前(中ノ島・海士町)→島前(西ノ島町)
4日目:島前(西ノ島町)
西郷港と隣接して建つ隠岐ジオパーク推進機構の2Fにある隠岐自然館へ。
◆隠岐自然館◆
1Fは観光案内所にもなっていて、初日にレンタサイクルをしたのもここでした。
とても洗練された感じで、職員の方も非常に感じが良かったです。
隠岐の紹介映像を観てから2Fへ。
ところで、ジオパークとは?
地球科学的な価値を持つ大地を保全・活用するプログラムで、"大地の公園"とも訳さます。
隠岐はその特異な地質・自然学的価値の高さが評価され、平成25年(2013)、隠岐ユネスコ世界ジオパークに認定されました。
初日にお参りした玉若酢命神社の八百杉の、台風で折れてしまった枝の一部が展示されています。
それでは、
隠岐のジオパークを学びに入館します。
*入館料¥500
2億5千年前、地球の大地はパンゲアと呼ばれるひとつの超大陸でした。
それが地殻変動により、それぞれの大陸や島に分裂していき、隠岐諸島も海の底から隆起し、まずは半島となり、約600万年前に現在の島後・島前の姿が形成されたそうです。
大陸や日本列島から切り離された離島特有の地形や動植物が、隠岐に多く存在している理由です。
隠岐片麻岩
片麻岩とは、元の岩石が温度や圧力により変成された岩の総称です。
隠岐の片麻岩は20億年前に海底に堆積した岩石が変成された、圧倒的に古いものです。
黒曜石
旧石器時代から矢じりやナイフの材料として使われていた黒曜石。
隠岐は良質な黒曜石の産地として知られ、庭を掘ると矢じりが出てきたりするのだとか。
マチカネワニの化石
2000万年前の地層から発掘された、東アジアに生息するワニの化石です。
当時の隠岐が現在の東南アジアの様な温暖な気候で、陸続きだった事が窺えます。
このマチカネワニの化石は最古のもので、その推定体長も7mと、東アジア最大級。
ナウマンゾウの牙
気候変動による海水面の変化により、半島状態と離島状態を繰り返した隠岐ですが、約1万年程前に離島状態となり今に至るそうです。
このナウマンゾウの牙の化石も、半島状態の時に隠岐に渡ってきたのでしょうね。
大陸・半島・離島の歴史を持つ隠岐には、最終氷期に当時の隠岐"半島"に植物が移ってきます。
隠岐が"植物の逃避地"と呼ばれる由縁です。
ところが、隠岐が離島になり、逃避してきた植物が隠岐"諸島"に取り残され、南国と北国の植物が共生する特殊な状態が形成されました。
その為、昆虫も北南の種が混在しています。
オキノウサギ
隠岐固有の野うさぎ。
一般的なウサギと異なり、耳が小さく後ろ足が長くて、足が早いのが特徴。
隠岐には熊は勿論、鹿や猪も生息していないそうで、そういった生態系だからこそ、小動物の固有種が今も生存しているのでしょうね。
そして、自然館で一番興味深かったのが、オキサンショウウオのコーナー。
隠岐のなかでも島後にのみ生息する小型サンショウウオの固有種です。
オキサンショウウオ
(隠岐の島町指定天然記念物)
つぶらな瞳が可愛いちびっ子さん。
餌付けに慣れているのか、ケースの全員が私の動きに合わせて視線と体を一斉に動かしてくるのですが、瞳に加えて微笑んでいるかの様な口元がともかく可愛く、虜になりました。
6つある飼育ケースの周りを何度ぐるぐるw
その昔は踊り食いをしていたとか…
確かに、魯山人もサンショウウオを好んで食べていたそうですが。
カトウツケオグモ
国内で40例程の記録しかない希少種です。
名の由来は発見者の昆虫学者・加藤正世から。
隠岐の樹木はほぼ杉だそうですが、カブ&クワも生息しているのですね。
隠岐でよく獲れる魚はイシダイ、マダイ、クロダイ、スルメイカ、シイラなどなど。
鮑や栄螺も通年獲れるそうです。
思った以上に学びと楽しみがありました。
"隠岐をもっと好きになった"初日でしたが、"隠岐にもっと興味を持った"2日目の始まりでした。
自然館を後にして、早めのランチです。
フィッシャーマンズ・ワーフ隠岐
さざえ丼
子供の頃から栄螺が大好きな私。
刺身なら、鮑より好き。
栄螺の刺身に壷焼きに天婦羅も。
今も伝統的漁法で漁をしているようですね。
ところで、
漫画家・水木しげるの故郷は鳥取県境港ですが、本名の武良茂を辿ると、そのツールは隠岐の武良郷(現中村地区)にあるそうで、当人も度々、隠岐に足を運んだそうです。
そんな縁もあり、境港の「水木しげるロード」が海を隔てて、隠岐に延長されています。
島内には10体の妖怪像があるそうです。
時刻は12時過ぎ。
バスツアーの集合場所へ向かいます。























