春記事が続きましたが、飛騨漫遊に戻ります。
古き良き町、飛騨高山。
町には2つの重伝建地区があります。
ひとつは観光客で賑わう南の三町。
そして、もうひとつが北の下二之町大新町。
三町に比べると、ひと気も少なく、歴史的建造物が往時のままに保存されていて、飛騨高山の古い街並みを堪能するならば、下二之町大新町という感じ。
◆下二之町大新町◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
村半(旧村田邸)
(高山市指定景観重要建造物)
*見学無料
通りでひと際目立つ巨大な町家建築。
明治大正時代に"村半"の屋号で繭の卸業をしていた豪商・村田半六の旧店舗兼住宅です。
主屋は明治8年(1875)の築造で、大正期に増築されて今の姿になったそうです。
現在、若者等活動事務所として使用されていて、主屋の一部が無料公開されています。
座敷
テーブルは村田家の長持ちを再生したもので、椅子は地元工業高校の生徒による制作。
本座敷
品格漂う15畳の大広間。
美術評論家で民藝運動の主唱者、柳宗悦とも交流があり、主屋の意匠を称賛していたそうです。
ゑま庄古民芸店
軒先の庇が特徴的な小規模町家建築。
骨董や民芸品を扱っています。
神馬台屋台蔵
立派な袖壁を設けた屋台蔵。
地区の中央を流れる江名子川。
ここが城下町の内郭と外郭の境でした。
橋を渡り、町の北側に入ります。
一層、趣のある風景が続いています。
巨大町家が連なる通り。
2軒の豪商の館が公開されています。
(記事は次回)
日下部民藝館
(国指定重要文化財)
*入館料¥1,000
天領時代、代官所の御用商人として財を成した高山きっての豪商・日下部家住宅で、アートな空間演出がされています。
吉島家住宅
(国指定重要文化財)
*入館料¥500
江戸時代後期より代々、繭販売や酒造業を営んできた豪商・吉島家の住宅です。
往時の雰囲気を残す町家の町並み。
櫻山八幡宮の前を過ぎると、とても静かな町並みに入っていきます。
享保8年(1723)に作られた用水が今も形を残しています。
飛騨と越中を結ぶ越中街道が続きます。
宮地家住宅
(高山市指定有形文化財)
*入館無料
米屋や酒屋を営んでいた宮地家の住宅ですが、残念ながら、休館日でした。
一直線に続く通りを振り返る。
天領となり、城下町から商家町へと転じた高山。
賑わう三町、往時の雰囲気を今も漂わせる下二之町大新町…それぞれの魅力を楽しめる2つの重伝建。
次回、吉島家住宅の記事を送ります。
(飛騨漫遊記事も残り3話です)
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