飛騨漫遊3日目。

 

下呂温泉から再び高山へ。

 

3日目は高山に宿を取り、昼夕朝と古き良き町並みを巡りました。

 

<旅の行程>

1日目:高山→飛騨古川

2日目:飛騨古川→飛騨一ノ宮→下呂温泉

3日目:下呂温泉→高山

4日目:高山

 

中世は姉小路氏が支配し、戦国時代に豊臣秀吉の家臣、金森長近が領主となり、城下町を整備します。

 

江戸時代になると幕府直轄の天領となり、城下町は商家町へと姿を変え、飛騨地方の商業の中心として栄えました。

 

そんな往時の面影を残す町並み。

 

それが、宮川沿いに南北に続く三町と下二之町・大新町です。

 

それでは、"飛騨の小京都"とも称される重伝建の町並みをゆきます。

 

まずは、南側の三町から。

 

◆三町◆

(国選定重要伝統的建造物群保存地区)

高山市政記念館(旧高山町役場)

(高山市指定文化財)

*入館無料

 

重伝建地区の起点は旧町役場。

 

明治28年(1895)に建てられ、昭和中期に公民館として活用された後、昭和61年(1986)に高山の行政資料を展示する資料館として開館しました。

 

 

美しい曲線を描く玄関屋根が目を引きます。

 

 

美しい折り上げ天井の2階も見学可。

 

記念館の並びには老舗料亭が建っています。

 

料亭 洲さき

(国指定重要文化財)

 

寛政6年(1794)創業、岐阜県最古の料亭で、「街道をゆく」で司馬遼太郎も訪れました。

 

いつか必ずここで会席を堪能したい。

 

ここから上三之町、上二之町、上一之町の三町、通称"さんまち通り"と呼ばれる3つの通りが続きます。

 

上一之町

 

観光客が少ない通りですが、観光地化され過ぎていない点が魅力的。

 

狙い通り、飛騨の伝統を伝える老舗発見。

 

戸沢漆器

 

飛騨の伝統工芸"春慶塗り"の直売店です。

 

飛騨春慶の歴史は江戸時代初期まで遡り、木目を活かした美しさが特徴。

 

 

一目惚れで購入しました。

 

透明の漆により浮き出る、見れば見るほどに美しい木目と艶。

 

お店の方とも歓談し、素敵なひと時でした。

 

日下部味噌醤油醸造

(国登録有形文化財)

 

高山の豪商・日下部家が明治23年(1890)に始めた醸造店です。

 

高山初の煉瓦蔵は大正11年(1922)築造。

 

平瀬酒造店

 

"久寿玉"の銘柄で知られる、元和9年(1623)創業の酒蔵です。

 

続いて、2つ目の通りへ。

 

上二之町

 

上二之町の北側には酒蔵が連なっています。

 

川尻酒造店

 

天保10年(1839)創業、熟成古酒に拘る酒蔵。

 

二木酒造

 

元禄8年(1695)創業、"玉乃井"や"氷室"といった銘柄で知られます。

 

 

歴史を感じる煉瓦煙突。

 

平田記念館

*閉館済

 

昭和初期から蝋燭などを取り扱っていた豪商、平田家の旧宅です。

 

商業施設に建て直されるようです。

 

平田酒造場

 

明治時代に蝋燭商から転業した酒蔵です。

 

恵比寿屋本店

 

明治31年(1898)創業、高山最古級の蕎麦店。

 

上三之町

 

日中は観光客で大混雑の通りも、朝8時台はまだ人も疎ら。

 

小嶋屋商店

 

恵比寿様の看板で有名な反物店。

 

創業は江戸時代にまで遡ります。

 

松坂酒造店

 

江戸時代末期創業、"深山菊"で知られます。

 

日中はアジア観光客で満員電車状態…

(ワンコイン試飲目当ての模様)

 

山車(原田酒造場)

 

安政2年(1855)創業、銘柄"山車"の酒蔵。

 

こちらはゆっくり酒選びが出来ました。

 

 

吟味して2本購入です。

 

 

歴史を感じる店内も魅力的。

 

 

通りを振り返る。

 

高山カフェ(旧藤井美術民芸館)

 

通りのシンボル、高山城の城門を模した門。

 

高山の医師・藤井糺一が収集した美術品・民芸品を収蔵公開していましたが、カフェとして生まれ変わっていました。

 

13年半振りの飛騨高山。

 

建物は一見そのままでも、中身はTHE観光地なお店に変貌していたり、オーバーツーリズムを感じたり、古い町並みの保存と観光のバランスの難しさを感じた散策となりました。

 

この町がこれからどう生きていくのか。

 

また数年後に訪れて確かめてみたいですね。

 

 

***重伝建まとめ***

①北海道・東北・関東編→Click

②甲信越・東海編→Click

③北陸編→Click

④近畿編→Click

⑤中四国編→Click

⑥九州・沖縄編→Click