地元で過ごす三連休。
港町横浜では、重文の船舶が2隻保存公開されています。
1隻が山下公園の氷川丸、もう1隻がみなとみらいの日本丸です。
◆帆船日本丸◆
(国指定重要文化財)
丁度この日、マストが全て展開される総帆展帆の日でした。
*4〜6月、9〜11月の数日実施
緩やかな浜風を受けて、美しく広がる帆。
日本丸は昭和5年(1930)、神戸の川崎造船所(川崎重工の前身)で造られた航海訓練船で、11,500名もの実習生を育てました。
全長97m、マストの頂点は水面から46mにもなり、4つの帆柱を持つ巨大船で、その美しさから、"太平洋の白鳥"と称されました。
戦時中も沈められる事なく、戦後はアジア諸国・諸島から2万人以上の引揚者を日本に帰還させ、その後、再び訓練船として活躍し、昭和59年(1984)に現役引退となります。
神戸、小樽、鹿児島など10都市からの誘致要請の中から横浜が選ばれ、ここ日本丸メモリアルパーク内の旧横浜船渠第一ドック(重文)に保存されて今に至ります。
日本丸越しのランドマークタワー。
14時半から1時半掛けて、帆が畳まれます。
右下に写っている船長さんが、日本丸や航海士の訓練について詳しく解説をしてくれます。
最後は帆柱に登り、完全に畳んで完了。
多くがボランティアの方々だそうです。
帆が畳まれ、入館が再開されます。
*入館料¥400(横浜みなと博物館共通¥800)
実は、船内を巡るのはこれが初めて。
壁に展示された船乗り結びはまるで、水引の芸術。
第二甲板から巡ります。
実習生室
カプセルホテル風な、8人1部屋。
実習生は3ヶ月〜半年の航海実習をしたそうです。
操機長室
機関部員12名の機長の個室です。
さりげなく置かれた飾り毛布が粋な計らい。
機関室
日本初の船舶用大型ディーゼルエンジンを搭載し、54年という世界一の稼働年数を記録しました。
診察室
盲腸の手術も行ったそうです。
航海中に盲腸とか・・・
洋風階段で上の階、凹甲板へ上がります。
調理室
100人超の食事がここで作られました。
波で揺れる中、大量の食事の調理はさぞ大変だったでしょうね。
船長公室
執務室兼応接室として使われました。
船長私室
公室と繋がっている私室。
士官サロン
天井を飾る美しい帆船のステンドグラス。
階段を上がり甲板に出ます。
艶やかな擬洋風建築の様な造り。
手動舵輪
帆走中は2人がかりで操作したそうです。
まるで、ロープのジャングル。
外観だけでなく、船内の見所も満載でした。
旧横浜船渠第一ドック
(国指定重要文化財)
陽も暮れ始め、眠りにつく横浜の誇り。
旧横浜船渠第二ドック
(国指定重要文化財)
一見するとアートな観光名所も旧ドック。
赤レンガ倉庫もそうですが、工業遺産を上手く観光資源に組み込むのが横浜流ですね。
ところで、港町横浜と言えばの柳原良平。
柳原良平アートミュージアムが横浜みなと博物館に併設されていて、軌跡や作品を楽しめます。
ミュージアムショップで購入しました。
横浜みなと博物館も横浜港の歴史資料が充実していて、お勧めです。
以上、
三連休のひと幕でした。
畳帆作業の様子





















