個人的に金沢で一番好きな町並みへ。

 

一大観光地、ひがし茶屋街と浅野川を挟んで佇む旧茶屋街です。

 

◆主計町◆

(国選定重要伝統的建造物群保存地区)

*読みは"カズエマチ"

 

加賀藩士・富田主計の屋敷があった事に由来する茶屋街で、昭和初期まで花街として賑わいました。

 

昭和40年代、町の統廃合により"主計町"の名は一旦消滅しますが、その後の住民活動により、平成11年(1999)に全国初の旧町名復活を遂げました。

 

 

一歩足を踏み入れれば、そこは異世界。

 

まゆ月

 

今も"一見お断り"を貫く茶屋です。

 

 

ベンガラ色の迷路を彷徨う。

 

源法院

(宗派:真言宗)

 

小さな茶屋街の入口の小さな寺院。

 

金沢観音霊場でもあります。

 

弘法大師の創建と伝わり、元和3年(1618)に再興されました。

 

 

再び小径をゆきます。

 

あかり坂

 

ひっそりこっそりな小径の先に続く階段。

 

金沢を舞台にした作品を多く遺した作家・五木寛之が命名した坂です。

 

特に「浅の川暮色」はここ主計町が舞台。

 

 

夜ともなれば、ますます秘密の通路風情。

 

 

通りに戻ります。

 

菊乃や

 

明治31年(1898)に建てられた茶屋建築です。

 

現在は一棟貸しの宿になっています。

 

 

夜は妖艶な姿に一変。

 

 

料亭組合の建物の先にちらりと見える階段。

 

くらがり坂

 

かつて旦那衆がこっそり通った坂だそうです。

 

 

この階段を下って色街で溺れ、上って現実世界へと戻って行く…

 

かずえや

 

こちらも一棟貸しの宿。

 

どこからともなく女将さんらしき方が現れては、町家の中に消えていく…そんな主計町。

 

 

通りは100m程で突き当たりです。

 

 

小径を通り、川沿いの表へ。

 

浅の川

 

大正2年(1913)築造の一棟貸し宿。

 

かつての茶屋街も、今では知る人ぞ知る一棟貸し宿の街に転じたようですね。

 

 

夜の灯りの下、雨に濡れて艶やかに。

 

木津屋旅館

 

川沿いに建つ、木造3階建ての人気旅館。

 

こちらに6年半振り2度目の宿泊をしました。

 

 

浅野川大橋から主計町を眺める。

 

かつて、この小さな街で様々な物語が紡がれていた…

 

そんな時代に想いを寄せて。

 

次回、木津屋旅館宿泊記です。

 

 

***重伝建まとめ***

①北海道・東北・関東編→Click

②甲信越・東海編→Click

③北陸編→Click

④近畿編→Click

⑤中四国編→Click

⑥九州・沖縄編→Click