街道を抜けて、いよいよ銀山遺構へ。
代官所エリア、武家・町屋エリアから銀山エリアへ入ると、民家も疎らに。
重伝建地区の端の少し手前に、かつての支配者を祀るお社があります。
豊栄神社
(御祭神:毛利元就公)
(大田市指定史跡)
関ヶ原の戦いまでの40年間、銀山を支配した毛利元就。
その没後、孫の毛利輝元が長安寺を建立、毛利元就の木像を安置します。
元禄4年(1691)に木像は萩に移されますが、住民の願いにより、新たに造られた木像が長安寺に安置され、明治時代に長安寺が豊榮神社となり今に至ります。
街道は森へと。
ところで、
町内はゴルフカート風の"ぎんざんカート"が運行しているものの、定員4人程度で本数も少なく、結局、酷暑の中、端から端まで3km強を徒歩で巡りました。
徒歩だからこそ感じられる、森の中に溶け込む感覚。
所々に残る間歩(坑道)の遺構。
*読みは"マブ"
高橋家住宅
(国指定史跡)
*内部非公開
高橋家は代官所と銀山師(銀山経営者)の仲介役である山組頭を担った家柄。
遂に観光エリアの端に到着。
龍源寺間歩
*入場料¥410
石見銀山には大小合わせて600箇所を超える間歩があり、この龍源寺間歩は江戸時代前期の大型坑道。
昭和8年(1933)まで稼働していました。
その全長は600mに及びますが、途中で陥落により坑道が塞がれている為、公開されているのは150m程。
坑道内は10℃前後で、酷暑で疲れた体が喜ぶ。
ひおい坑
岩石の隙間の鉱脈を掘り進んだ跡です。
竪坑
垂直の掘られた坑道で、間歩に溜まった水を地下の坑道に排水しました。
新坑道
平成元年(1988)、157m地点に作られた観光用坑道です。
入口から10分程で地上へ。
かおり本舗 中村屋
石見銀山周辺に自生する香木クロモジの香り袋の作成販売小屋です。
かつて、地下坑道に空気を送る際、酸素の吸収率を上げる為に香りも送っていたそうです。
その歴史を受け継ぐ香り袋。
(2個購入しました)
佐毘賣山神社
(御祭神:金山彦命)
歪んだ石段が雰囲気抜群。
この荒々しさがまた良い。
御本殿
永享6年(1434)創建と伝わり、"山神さん"と呼ばれてます。
代官所跡の脇にある城上神社と同じ重層構造。
拝殿からの眺望。
40分程掛けて街道を戻り、バスでこの日最後の目的地へ。
石見銀山世界遺産センター
*入館料310
石見銀山の歴史や生活についての展示がされています。
銀の精錬工程の模型。
戎一文字丁銀(複製)
横一文字と真ん中右に烏帽子姿の戎様が刻まれています。
徳川家康に献上されたものと言われています。
国内で完全な形で残っている石見銀の丁銀(銀貨)は、僅か70枚程だそうです。
銀山町のジオラマ。
町並みからは少し離れた所にありますが、充実した展示内容に凝った展示方法と、最初に寄れば、散策を一層楽しめるかも?
石見銀山大森観光案内所で、名物の"大あなごおむずび"を頂きながらひと休み。
江戸前の1.5倍の大穴子が大田市の名産。
これにて、3日目の漫遊も終了。
銀山エリアにある宿へ向かいます。
続く。





















