三重県漫遊2日目の始まり。
まず訪れたのは、亀山駅からすぐの関駅。
庄野・亀山に続く、東海道47番目の宿場を巡ります。
<旅の行程>
1日目:桑名→鈴鹿→亀山
2日目:関宿→伊賀→赤目
3日目:赤目→伊賀上野
駅から坂道を少し上ると、そこには江戸時代の風景が広がっていました。
◆関宿◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区・日本の道100選)
関は古代三関のひとつ、伊勢鈴鹿関が置かれた地で、江戸時代に宿場となった後も、東は伊勢追分街道、西は大和街道が分岐する交通の要所として、大いに賑わいました。
東西1.8kmに及ぶ街道には、往時を偲ぶ風景がしっかりと残されています。
西、京都方面を望む。
その先には、鈴鹿山系の山並み。
前編は東、江戸方面の風景を送ります。
山石(岩間家)
幕末築造の旧料亭建築です。
屋根の両端に置かれた唐獅子が印象的。
雲林院家(開雲楼)
宿場を代表する芸妓置店でした。
2階の窓枠や手摺りの意匠が何とも粋。
大井家
大井家は代々、医師だった家柄。
その脇を進むと、町の氏神が鎮座しています。
関神社
(主祭神:天照大御神・伊邪那美命)
江戸時代、熊野三所大権現と呼ばれた鎮守社。
例大祭の"関宿祇園夏まつり"では、山車が曳き回され賑わうそうです。
因みに、関の山車が狭い道筋ギリギリを通る様が、"関の山"という言葉の語源となりました。
街道に戻ります。
関の山車会館
*入館料¥300(まちなみ資料館・旅籠玉屋共通券¥500)
かつての町屋を再現した建物と、山車と祭りの資料館です。
宿場としての役目を終えた明治時代、殖産興業として作られた焼き物、関萬古(鈴鹿萬古)を牽引した三谷家の住宅を復元したそうです。
*読みは”バンコ”
広間から望む中庭の風景が堪らなく好き。
ベンガラ色の高貴な座敷。
豪壮な山車が展示されています。
夏の夜を華やかに彩る祭りの風景。
旧浅原家
米・材木商を営んでいた浅原家の旧宅で、江戸末期の築造。
つし二階の見事な町屋に見惚れます。
街道を振り返る。
ここで面白い建築に遭遇。
擬洋風な増築を加えた町屋ですが、正面右手に"男・女"とある出入口。
旧銭湯?遊び心デザイン?
やがて、街道は緩やかな坂となります。
坂の下から振り返る。
ここから見える山並みは、江戸の旅人達が見たものと変わらないのでしょうね。
東追分
(三重県指定史跡)
東の入口で、東海道と伊勢別街道の分岐点。
大鳥居は伊勢の神宮から下賜されたもので、遥拝所も兼ねています。
次回、宿場に残る名旅籠の記事です。
続く。
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