福井県南西部、旧若狭国、小浜。
古代より大陸からの玄関口として栄えた港町で、文化財を多く擁する為、"海のある奈良"とも称される他、近畿文化の影響が色濃く、京町風情な町並みも残っています。
そんな小浜、初訪問。
駅から徒歩5分程、お目当ての重伝建地区へ足を踏み入れます。
(これで126地区中76地区目)
◆小浜西組◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
19ヘクタールに及ぶ地区内は商家町・茶屋町・寺町で形成されていて、戦国〜江戸時代には、この西組の他に東組・中組の町割も整備されて城下町が形成されていました。
まずは商家町が続きます。
街道を進む程に深まる重伝建らしさ。
城下町の名残り、クランクした街道。
八幡神社
(主祭神:応神天皇・神功皇后)
*八幡神社の記事は後日
町の鎮守社で、毎年9月の放生祭では、各地区が神輿や獅子舞等の出し物で町を巡ります。
(放生祭は福井県指定無形民俗文化財)
吹安
看板通り、紙問屋。
町並み保存資料館
町家リノベの資料館。
宿のチェックインをここで済ませます。
本来、町から離れた道の駅でのチェックインなのですが、たまたま道の駅が工事中で受付がこちらに。
(タクシー往復な距離だったので助かりました)
こういう時、旅の神様に愛されているのかも?と勝手に考えてしまう。
町には擬洋風建築も点在しています。
高島歯科医院
(国登録有形文化財)
大正14年(1925)築造の現役の歯科医院。
白鳥会館
(国登録有形文化財)
明治22年(1889)築造の元薬屋。
大火後の建築で、耐火性が高い土蔵建築。
そして、
5分程で"小京都"な町並みに着きます。
三丁町
ここから元茶屋町です。
連なる格子窓の茶屋建築。
今も芸妓を置く料亭もあるそうです。
小浜町家ステイ・三丁町ながた
ここがこの日の宿。
*記事は次回
元料亭建築の一棟貸しです。
茶屋町を見護る仏様。
素晴らしき町並みがどこまでも続きます。
若廣
平成13年(2001)創業、"焼き鯖寿司"を考案したお店です。
四季彩館 酔月
その向かいの料亭。
(夕飯はこちらで頂きました)
現在、小浜のホテルチェーン、アーバンリゾート社により運営されています。
その間の小径も風流。
この辺りから道幅が狭くなります。
茶屋町らしい、ベンガラ色の町家。
そぞろ歩きが似合う通り。
まさに、京都か金沢の風情。
格子の美学。
この先、右手の一画を占める旧料亭建築があります。
旧料亭 蓬嶋楼
*読みは”ホウトウロウ”
明治初期の建築で、平成元年(1988)まで町の中核となる料亭として営業していました。
残念ながら、この日は休館日…
*公開無料(土日祝限定)
通りを振り返る。
ここが重伝建地区の西端。
その昔、風待ちの旦那衆が通った茶屋町。
そんな往時を偲ぶ最高の散策でした。
続く。
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