香嵐渓の北側の町並み、足助。
かつて、尾張・三河と信州を繋ぐ伊那街道(中馬街道)の要所として栄えた商家町です。
香嵐渓の入口に戻り、いざ街道へ。
◆足助◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
玉田屋旅館
江戸末期築造の現役の旅館。
改築により、前面が入母屋で背面は切妻というユニークな造り。
宿泊して旅籠風情を味わいたい。
中橋
橋を渡り、L字に曲がり街道は続きます。
この街道の奥行き感が堪らない。
マンリン書店
"マリリン"ではなく"マン"と"リン"です。
江戸時代中期築造の旧呉服屋で、当時の屋号が"万"屋で、当主の姓が"林"だったのが名の由来。
昭和5年(1930)に書店として創業し、現在はブックカフェになっています。
マンリン小径
その脇の風情ある坂の小径。
街道に戻ります。
田口家住宅
江戸後期築造の町家建築。
雨戸の戸袋の木の節が特徴的。
旅籠 三嶋屋
元は呉服屋で、明治時代に旅館となりました。
既に廃業済の様子。
この先にクランクがあり、街道は続きます。
喫茶 すぎたや
昭和12年(1937)に大衆食堂として創業、昭和46年(1971)に喫茶店になりました。
軒を支える柱がどことなく和洋折衷。
旧稲橋銀行足助支店(足助中馬館)
(愛知県指定有形文化財)
*見学無料
大正元年(1912)築造の小振りな銀行建築。
金庫室も見学出来ます。
ところで、
江戸時代、物資の中継点だった足助には西国の塩が運び込まれ、各産地の塩を混ぜて品質を整えてから"足助塩"や"足助直し"の銘柄で信州に輸送していました。
往時は10軒以上の塩問屋があったそうです。
莨屋岡本家住宅
(豊田市指定有形文化財)
*読みは"タバコヤオカモトケジュウタク"
足助の塩問屋の中心的存在でした。
今も様々な塩を販売しています。
(勿論、自宅用に購入…絶品です)
街道を振り返る。
梅村酒店
既に廃業済?
軒下にずらり並ぶレトロ照明が面白い。
青空に映える朱の鳥居。
坂の上にある稲荷神社の鳥居です。
そして、鳥居に密着して建つ旧理容室建築がインパクト大。
何故か"アサヒビール"の看板。
2階の八角形窓も印象的。
その隣りには、端を削られたかのような和館。
橋から望む川側の町並み。
川に迫り出した家屋に川岸の石段。
旅館 山城屋
明治20年(1887)創業の元馬宿。
現在も現役の旅館です。
旧丸一志賀商店
ひと際目立つ巨大酒屋建築。
残念ながら、数年前に廃業済。
ゆっくり歩いて小1時間。
時刻は11時半、そろそろ足助を発つ時間。
川を渡り、表通りに出てバス停へ。
いつか紅葉の季節に泊まりで巡りたい。
この漫遊の最終地、岡崎へ向かいます。
続く。
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