GWにちょこっと一泊二日愛知漫遊。
最初に訪ねたのは、重伝建の旧宿場町。
*5年振り2度目
<旅の行程>
1日目:有松→熱田→名古屋→豊田
2日目:豊田→足助→岡崎
幹線道路や大型スーパーで賑わう有松駅前から一本入ると、そこには名古屋市内とは思えない江戸時代風情の町並みが続いています。
まずは町の東側から。
◆有松◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
服部家住宅
(愛知県指定有形文化財)
寛政2年(1790)創業の絞問屋で、今も当時の屋号"井桁屋"の名で営業しています。
(この時は休業中)
黒漆喰の塗籠造の主屋に立派な卯建。
その隣りには迫力の海鼠壁の土蔵。
いずれも江戸時代末期の築造。
有松は東海道の宿場町として栄えた町で、特産である有松絞りは世界的に知られ、「日本遺産」にも認定されています。
棚橋家住宅
(国指定登録有形文化財)
明治8年(1874)築造で、元は服部本家住宅。
昭和初期に棚橋家の所有となり、医院として営業していました。
向かい合う棚橋家と服部家。
時刻は8時過ぎ、町はまだ寝ています。
服部幸平家住宅
(愛知県指定有形文化財)
服部家の分家です。
右手の店舗部分が一部タイル張り。
(こちらも休業中?)
分家となった際に譲渡された蔵。
橋爪合資会社
昭和初期築造の旧絞問屋。
つし二階建築が多い中、迫力の二階建て。
大名行列時に殿様を見下ろす事が許されなかった江戸時代、二階部分は擬似二階といった感じの造りでしたが、明治以降は高さの制約が無くなり、こういった建築も増えました。
通りを引き返して町の西側へ。
中濱家住宅
(国登録有形文化財)
元は絞商の山田家の旧宅で、明治末期築造。
平成期に中濱家の所有となりました。
前回訪問時、ここで女将さんと楽しくお話しをしましたが、この日は開店前。
耐火性抜群な感じの土蔵。
通りを渡り、西町地区へ入ります。
山田薬局
看板建築に変貌した町家が昭和の面影。
竹田家住宅
(名古屋市指定有形文化財)
有松絞りの開祖・竹田庄九郎の後裔の家柄で、今も"笹加"の屋号で営業をしています。
第14代将軍・徳川家茂も訪れたそうです。
主屋は江戸期の築造。
塗籠・海鼠壁・虫籠格子・連子窓という有松の建築様式の集大成たる造り。
黒漆喰の圧倒的な存在感。
一区画がそのまま敷地。
街道は緩やかな下り坂へ。
先に見えるのは高速道路の名二環。
江戸の風景に突如現れる現代の景色。
河竹小路
小径に迷い込めば、そこは時代の向こう側。
岡家住宅
(名古屋市指定有形文化財)
江戸末期築造で、有松最大規模の間口。
小塚家住宅
(名古屋市指定有形文化財)
文久2年(1862)頃の築造。
主屋の卯建と海鼠壁が特徴的。
重伝建地区の西の端から線路を渡ります。
線路の向こうには鳥居と緑の丘。
有松天満社
(御祭神:菅原道真公)
社殿は文化7年(1810)の建立。
拝殿や瓦屋根の装飾が見事。
毎年10月の第1日曜日、秋季大祭(有松山車まつり)では三基の山車が曳き出され賑わいます。
豪壮な町家が往時の繁栄振りを物語る有松。
有松絞りと共にいつまでも魅力的な町であらんことを。
続く。
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