世界遺産、日光。

 

登録名である"日光の社寺"は東照宮・二荒山神社・輪王寺の"二社一寺"から構成されています。

 

東照宮を後にして、隣接したもう一社へ。

 

◆上野国一の宮 日光二荒山神社◆

(世界遺産・国指定史跡)

 

下野国の一の宮で、日光三山を御神体とする山岳信仰の聖地です。

 

神門

 

深い杉並木の参道。

 

夫婦杉・親子杉

 

境内は杉の巨木に囲まれていて、もはや全てが御神木のよう。

 

手水舎

 

拝殿

(国指定重要文化財)

<御祭神>

大己貴命

田心姫命

味耜高彦根命

 

天応2年(782)、勝道上人が二荒山(男体山)の山頂に祠を建立した事に始まります。

 

神仏習合の本地垂迹説により、御祭神はそれぞれ千手観音(男体山)・阿弥陀如来(女峯山)・馬頭観音(太郎山)とされ、山岳信仰の霊場として栄えました。

 

観光名所として知られるいろは坂や華厳の滝も、二荒山神社の境内に当たります。

 

かつて、宇都宮の二荒山神社との一の宮論争が繰り広げられ、両社共に一の宮を名乗っています。

 

 

現在の拝殿は正保2年(1645)の再建。

 

シンプルながらも荘厳な雰囲気が漂います。

 

神楽殿

 

社殿裏に広がる神苑の拝観が可能で、御本殿を間近に拝める事が出来ます。

*拝観料¥200

 

神苑には境内社も点在しています。

 

日枝神社

(御祭神:大山咋神)

(国指定重要文化財)

 

嘉祥元年(848)創建という古社です。

 

高野槙

 

樹齢1000年超えの空海お手植えの御神木。

 

御本殿

(国指定重要文化財)

 

日光らしい、豪華絢爛な御本殿。

 

現在の御本殿は元和5年(1619)、二代将軍・徳川秀忠による再建です。

 

 

煌びやかという言葉が似合う。

 

化け灯籠

(国指定重要文化財)

 

鎌倉時代の建立で、火を灯すと怪しい姿に化けたそうで、侍が刀で斬りつけたと伝わる刀傷が70数ヶ所も残っています。

 

透塀

(国指定重要文化財)

 

神苑の奥に進みます。

 

朋友神社

(御祭神:少名彦名命)

(国指定重要文化財)

 

二荒霊泉

 

社殿後方の山の湧水が神苑を潤します。

 

ところで、観音菩薩が降臨するとされる補陀落山が転訛して"二荒山"になり、空海が当地を訪れた際、"二荒"を"ニコウ"と読んだ事により"日光"となったそうです。

*諸説あり

 

 

表に戻り、参道から境内を望む。

 

社務所

 

東照宮と二荒山神社を繋ぐ杉並木。

 

 

神橋

(国指定重要文化財)

 

二荒山神社の参道でもある神橋。

 

鎌倉時代末期に架けられ、現在の神橋は明治37年(1904)の再建。

 

御朱印

 

東照宮より遥か昔、山岳信仰の一大霊場として栄えた二荒山神社。

 

今では幾分観光地化されていますが、杉の巨木越しに澄んだ空を眺めていると、そこには古代から変わらぬであろう空間が広がっていました…

 

次回、"二社一寺"の一寺です。

 

続く。

 

 

***一の宮まとめ***

①北海道・東北編→Click

②関東編→Click

③北陸道編→Click

④東海道編→Click

⑤近畿編(1)→Click

⑥近畿編(2)→Click

⑦中国・四国編→Click

⑧九州・沖縄編→Click