倉吉駅から山陰本線で40分。
鳥取の霊峰、大山の北麓の大山口駅に到着。
<旅の行程>
1日目:鳥取→若桜→鳥取
2日目:鳥取→湯梨浜町→倉吉→三朝温泉
3日目:三朝温泉→大山町→米子→美保関
4日目:美保関→米子
そこには、山と海に挟まれた重伝建の農村集落があります。
大山町所子
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
*読みは"ダイセンチョウトコロゴ"
鎌倉時代、京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)の社領でしたが、江戸時代に鳥取藩の領地となり、大山への参詣道としても栄えました。
大山を水源とした阿弥陀川から引いた水路が町を流れ、田畑も潤します。
曲線を描く板塀と水路の町並み。
門脇家住宅
(国指定重要文化財)
*春秋期間限定公開
明和6年(1769)の築造で、大庄屋を務めた本門脇家の邸宅。
豪壮な茅葺屋根が目を惹きます。
所子集落は本門脇家が中心となって栄え、歴史の古い南側の集落が"カミ"と呼ばれ、その後に形成された北側の集落が"シモ"と呼ばれています。
東門脇家住宅
(国登録有形文化財)
*非公開
本家四代から分家した東門脇家。
主屋は文政元年(1818)の築造。
酒造業や銀行業を営んでいました。
長屋門内には銀行出張所跡があるそうです。
南門脇家住宅
(鳥取県指定有形文化財)
*非公開
本家三代の次男が分家したものです。
主屋は安政7年(1860)頃の築造。
少し進むと、"シモ"から"カミ"に入ります。
農家民宿 珠心庵
農家体験が出来る民宿ですね。
店門脇家(旧所子郵便局)
*非公開
大正7年(1918)から自宅の一角で郵便局を営んでいました。
門に架かった看板はその名残り。
煙草乾燥所
昭和28年(1953)の築造。
昭和初期から煙草栽培が始まり、最盛期の昭和40年代には10軒の煙草農家がありました。
これは唯一残る煙草農家の乾燥場。
美甘家住宅
(国登録有形文化財)
*読みは"ミカモケ"
美甘家は戦国時代の土豪の系譜。
地域の有力者でした。
*公開無料(内部非公開)
主屋は江戸時代末期の築造。
裏手には枯山水庭園。
富士山の溶岩が使われているそうです。
賀茂神社
(御祭神:賀茂大明神)
地区の南端に鎮守社が鎮座しています。
下賀茂神社の社領だった歴史を物語る古社。
現在の社殿は大正3年(1914)の再建。
この時、トイレを探していて、お参りついでに"トイレトイレトイレ"と願ったら、丁度このすぐ近くに観光用公衆トイレ(しかも新しくて綺麗)があり、神様に感謝w
集落を戻りながら、田畑が続く脇道へ。
その先に地域の信仰の場があります。
サイノカミ
災いや疫病を防ぎ、良縁をもたらす神様として信仰されていて、今も12/14の深夜に注連縄が架けられ、草履が奉納されます。
集落を出ると、海まで続く田園風景。
700年を超える歴史を持つ農村集落。
往時の賑わいは影を潜め、静かにその歴史を語りかけてきます。
そんな穏やかな空気を感じる散策でした。
ご当地マンホール
町の木・ダイセンキャラボクと町の花・サザンカの柄です。
駅へと戻り、米子へ。
続く。
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