川越・栃木と続いた小江戸漫遊。
今回は"小江戸"佐原の風景を3編で送ります。
千葉と茨城の県境、利根川沿いの舟運の町、佐原。
(4年半振り3度目の訪問)
横浜から2時間半、成田を越えて到着。
時刻は11時過ぎですが、コロナ禍の平日という事もあり、ひと気は無く、お店も半休業状態。
まずは、町の東西を走る忠敬通りの風景から。
◆佐原◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
小堀屋本店
(千葉県指定有形文化財)
天明2年(1782)の創業から8代続く蕎麦屋で、現在の店舗は明治33年(1900)築。
創業時は醤油蔵だったそうです。
その並びには小堀屋別館として活用されていた、昭和初期築造の旧銀行建築。
テナント募集中でした。
正文堂書店
(千葉県指定有形文化財)
重厚な見世蔵は明治13年(1880)築造。
その隣りには最近建てられた千葉商船のビル。
町並みにマッチしていますね。
中村屋商店(佐原商家町ホテルNIPPONIA)
(千葉県指定有形文化財)
建物は安政2年(1855)築造で、明治7年(1874)から雑貨店、現在は町屋ホテルになっています。
バリューマネジメント社が手掛けた町屋ホテル「NIPPONIA」は周辺に数軒分割して町屋をリノベした宿泊棟があります。
他にも全国の歴史ある町に展開していて、最近は大洲城ステイも実現させています。
日本人による古い町並みの再生・活用ビジネス、今後も伸びて欲しい。
それには、日本人が利用しなければ。
(そうしないと、対馬の二の舞…)
裏の土蔵は明治27年(1894)の築造。
こちらは今も和紙や雑貨を販売しています。
植田屋荒物店
近江商人の出自の初代が宝暦9年(1759)に創業した荒物屋です。
現在の店舗は明治26(1893)築。
店舗裏の蔵も見学出来ます。
和雑貨販売以外にも、当家に伝わる資料を展示した個人資料館にもなっています。
中村屋乾物店
(千葉県指定有形文化財)
明治25年(1892)築で、当時最高峰の防火構造と謳われました。
明治25年(1892)の大火で多くの建物が失われ、現在の商家はほぼその後に再建されたものです。
通りを振り返る。
三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館)
(千葉県指定有形文化財)
大正3年(1914)築の銀行建築で、交流館として使われていましたが、現在修繕工事中。
蜷川家具店
角に三角形に建つ町屋。
そして連結した擬洋風看板建築。
散策の起点、忠敬橋から先へ。
4年半前と変わらぬ風景、新しくなった風景。
変わりつつも受け継がれていく風景。
続く。
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