中国式建築の次は西洋式建築の風景。

 

眼鏡橋の近くから路面電車に乗り数分。

 

町の南側の高台、南山手地区へ。

 

観光名所のグラバー園や洋風建築が残る、重要伝統的建造物群保存地区です。

(通称、重伝建)

 

重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)

文化財保護法に基づき市町村が指定した伝統的建造物保存地区の内、特に価値が高いものとして国が選定したもので、令和元年12月時点で全国43都道府県100市町村120地区が選定されています。

 

坂道を上がると、

 

ゴシック様式の教会が見えてきます。

 

大浦天主堂

(国宝)

*拝観料¥600

 

正式名称は日本二十六聖殉教者天主堂。

 

"日本二十六聖殉教者"とは、慶長元年(1597年)、豊臣秀吉の指令により長崎で磔の刑に処された26名のカトリック信者の事です。

 

天主堂はその殉教地を向いて建っています。

 

 

元治元年(1864年)の建立で、現存する日本最古のキリスト教建築。

 

昭和28年(1953年)、国宝に指定され、現在、来年の世界遺産再推薦に向けて準備中。

 

天に向けそびえる聖堂。

 

 

"天主堂"の文字が和の風情。

 

 

聖母像が人々を迎えます。

(フランスから寄贈されたもの)

 

 

フランス人の為の礼拝堂として建てられ、"フランス寺"とも呼ばれていました。

 

慶応元年(1865年)に浦上の潜伏キリシタンが教会を訪れて、神父に信者である事を告げ、日本で信仰が存続していた事が発覚。

 

これが"信徒発見"と呼ばれる出来事です。

 

250年以上にも渡り、密かに信仰を守ってきた長崎の信徒達…信仰の力たるや。

 

 

天主堂内は撮影禁止です。

 

質素な美しさが歴史の深さを物語る堂内。

 

暫し心と身を清めて…

(教派違いながら、一応はキリスト教系大学出の私)

 

天主堂に沿って進みます。

 

 

堂内のステンドグラスがちらり。

 

 

旧長崎大司教館

(長崎県指定文化財)

 

天主堂右手に建つ、司教の旧公邸です。

(一般非公開)

 

壁に並ぶバラ窓。

 

 

天主堂の裏手へ出ます。

 

旧羅典神学校

(国指定重要文化財)

 

日本人司祭育成を目的に建てられた、神学校校舎だった建物です。

(現在は資料館として公開中)

 

その正面には、かつての洗面所。

 

 

振り返ってみると、

 

大学卒業以来、20年振りの教会でした。

 

続いて、

 

南山手地区、洋風建築のある風景。

 

祈りの丘 絵本美術館

 

その名の通り、絵本の美術館。

 

童話の世界へ迷い込む…

 

 

長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館

(国指定重要文化財)

 

明治34年(1904年)建立の旧銀行建築。

 

 

貿易商向けの為替、外貨専門の銀行でした。

 

 

旧長崎税関下り松派出所

(国指定重要文化財)

 

明治31年(1898年)竣工の長崎税関の旧派出所で、べっ甲の資料館。

(べっ甲は長崎の伝統工芸品)

 

西洋の影響を色濃く残し、貿易で栄えた往時を偲ばせる風景でした。

 

次回はグラバー園の風景を送ります。

 

続く右矢印

 

 

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