熊野速玉大社から山沿いの道を抜けて10分程の地に神倉神社はあります。
熊野速玉大社の御祭神は元々、この山頂に降臨したと伝わります。
その後、新しいお宮に遷座した為、"新宮"という地名になったのだとか。
赤く真新しい両部鳥居が建っています。
その背後に石段が続きます。
石段と言うより、もはや、石垣…
写真ではなかなか伝わらないのですが、目の前に立つと、断崖絶壁級の急勾配。
この石段、源頼朝が寄進したそうです。
ならば、ありがたく登らせて頂かなければと、気合いを入れて。
こんな荒々しい石段が600段近く続きます。
15分程で頂に到着。
その先に神倉神社の社殿が鎮座しています。
御祭神は天照大神と、その曾孫の高倉下命。
御神体は社殿背後の奇岩、ゴトビキ岩。
ゴトビキとはヒキガエルの事です。
創建は1900年程前と伝わっていますが、弥生時代の銅鐸も発掘されているらしく、古代から特別な祭祀の場だったのでしょう。
磐座として太古の昔から信仰されていた場所を時代の流れと共に、二柱を祀るようになり、その後、熊野の神の降臨地とも繋がったという訳ですね。
山頂からは熊野灘を一望出来ます。
ところで、登拝した時、地元の方が神楽と言うか、何か歌を捧げていました。
そんな風景が普通に存在しているのを垣間見て、この地が神様や神社にとても身近で、信仰も深いのだなぁと、感銘を受けました。
ひと休憩してから下山です。
行きより帰りの方が怖かった…
地元の"お燈まつり"では、この石段を松明をかかげながら駆け下りるというのだから、恐ろしや。
さて、お腹も空いてきたので、
新宮のもうひとつのお目当て。
それが「東宝茶屋」です。
メディアにもちょいちょい出ていらっしゃいますね。
郷土料理の食事処ですが、目玉メニューがなれ鮨。
なれ鮨とは?
こちらがそのなれ鮨。秋刀魚のなれ鮨です。
下処理をして長期間塩漬けにした秋刀魚を数週間から1ヶ月程、ご飯と一緒に漬け込んだ発酵食品。
好き嫌いが分かれると思いますが、沖縄のトウフヨウにも似た、ヨーグルトの様なチーズの様な風味。
秋刀魚も脂っこくなく、美味。
一味の利いた醤油で頂くのですが、これがいい仕事してます。
個人的にはストライク!
調子にのってもうひとつ頂いてしまいました。
食後にもうひと散策。
新宮城。別名、丹鶴城。
石垣だけが遺っています。
お城から熊野川を望む。
川に山に、雄大な景色を堪能。
駅に戻り、バスで熊野川の上流、宿のある川湯温泉へ向かいます。
続く







