米沢の次は電車で15分程の地、赤湯温泉です。

ここは上杉家専用の湯殿もあった地で、開湯900年を誇る温泉郷です。

源頼義の子、義綱が東北侵攻の際に傷を癒した時に湯が血で染まった事に由来するとか。

いささか、おどろおどろしいお話。

お目当ての宿は、その上杉家の湯殿として名高い「上杉の御湯 御殿守」さん!

こちらのお宿、実際に上杉家の御殿だった所で、当時から湯守をしていた事から、この屋号になったそうです。

この旅の3年後の2012年の12月に伊達家の博物館の様な湯殿、
「湯元不忘閣」さんに伺いましたが、「御殿守」さんも上杉家ゆかりの品々満載のお宿です。

赤湯駅に到着。フォルムが印象的。
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ところで、赤湯温泉に行こうと思ったきっかけは、一枚のポスターでした。

新横浜ラーメン博物館に赤湯の老舗ラーメン屋「龍上海」さんが出店しているのですが、その店内に赤湯温泉がある南陽市の観光ポスターが幾つか貼ってあって、その一枚に惹き付けられました。

それがこれ。
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「おかえり」
「心のふるさと、みちのく南陽」


バックにはかのイギリス人冒険家、イザベラ・バードさんが「東洋のアルカディア(理想郷)」と称した田園風景が広がっていて、その傍らに夕暮れの赤湯温泉の町並みが映っていました。

それを見た瞬間、えも言われぬ郷愁感に包まれたんです。

山形とは縁もゆかりも無いのですが、何故だか、自分が還る所の様に思え。

この景色を探していたんだと。

原風景という言葉から想い描く景色がそこにありました。

その時からいつか、けれど、早い内に行こうと。

そして、思ったよりも早く実現。ただ、季節はポスターとは違って冬ですが。

さて、宿に到着です。外観は普通の温泉旅館という感じ。
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宿に入ると、白檀系と思われる、ほのかに甘い上品な良い薫りが。淡い色調の館内にとても合っていて、和めます。
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お部屋。
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館内の品々。毘沙門天ですね。
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展示室「御殿の間」には謙信公や鷹山公の書が並んでいます。
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HPを見たら、他にも甲冑の展示とかも増えているみたいです。この時から5年も経っていますからね。

少し周辺観光を。宿にスノーブーツを借りて裏手にある烏帽子山に。ここは桜の名所として有名です。

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この石鳥居、組み立てたものではなく、ひとつの石から切り出して作ったそうで、その形式では日本一の大きさとの事。
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鳥居も立派ですが、周りの枝垂れ桜も見事です。やはり、春に来ないと。

数十段の石段を上まで登ると、烏帽子山八幡宮があります。
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こちらも温泉の由来同様、源義綱が祠を建てたのが始まりとか。

境内には市の文化財指定の烏帽子石があります。
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削られた石の側面にはなにやら梵字とかが刻まれていました。

山頂からの眺め。
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広がる雪景色もハッとする美しさですが、初夏に臨む一面の田園風景もまた素晴らしいのでしょうね。

宿に戻り夕飯です。{1CAC8AAE-1CA1-46E0-A355-36D13DD14586:01}
前夜に続き米沢牛。
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贅沢な夕飯で腹いっぱいになった後は、お風呂。

ここの浴場は二つに分かれていて、それぞれに大きな内湯に、岩の露天から、大木や石をくり抜いた湯船や枡の風呂まで、一気に湯巡りを楽しめます。

特に、巨大な石をくり抜いた珍しい大石風呂は露天エリアの高台にあって、気分は最高です。

当日は雪が降っていたのですが、これが人生初の雪見風呂でした。

当然、それ以来病みつきに。

冬旅の醍醐味ですよね。

旅の前日に腰を痛めていて、かなり辛かったのですが、入浴後にはかなり楽になっていました。前夜の小野川温泉とここのお湯のお陰ですね。

館内には岩盤浴もあって、ちょっと回り切れない!…と、嬉しい悲鳴。

身も心も(お腹も)満たされて…
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続く右矢印