まいど~🐎絵馬

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。


 

 

asirpa ek wa an hum pirka
アシㇼパ エㇰ ワ アン フㇺ ピリカ



アシリ=新 パ=年 エク=来る ワ=~して

アン=ある フム=感じ ピリカ=よい

アイヌ語を直訳すると、「新年が来ていい感じ」になるそうです。

中川裕先生に教えてもらいました。

 

(中川先生、受賞おめでとうございます!!)


 

 

先月のことですが、東京巣鴨で開催されていたハポネタイ(母なる森)主催のアイヌの手仕事展に行ってきました。

 

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実は、

北海道のウポポイ(民族共生象徴空間)に行くのも

アイヌの着物を着て写真を写すのも

観光目的みたいで、自分はなんとなく抵抗がありました。

 

 

でも、

この日展示されていたアイヌの伝統的な着物や彫り物は、

息をのむような美しさがあるけれど、どれも暮らしの中で使われている品々でした。

 

 

展示用ではなく実際に使うものしか作らない、という

藤戸幸夫さん作のトンコリ(木でできた弦楽器)、マキリ(小刀)、メノコマキリ(女性用の小刀)、娘のひろ子さんのために作られた装飾品などが展示されていました。

 

(藤戸幸夫さん)

 

 

作品は、撮影禁止だったので写していませんが

ひろ子さんがお父様のために作られた着物は、それはそれは見事なものでした。

 

 

ほかにも展示されていた着物(アットゥシ)は、

ひろ子さんが植物の繊維をとるところから始められ、

糸をより、織り上げ、着物に仕立て、アイヌの伝統模様をひと針ひと針、刺繍して、

なんと5年の歳月をかけて、ていねいにていねいに作られたもの。

この展示が終わったら、また解いてしまうとのこと。

 

 

・・・羽織らせてもらいました。

 

 

 

 

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羽織ることができる、と聞いたら、そりゃあ着るでしょう!

ふわぁっと軽くて、あたたかくて、柔らかい手触りにびっくり!!

 

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自然の恵みと、ひろ子さんの手仕事に込められた想いに、ふんわり包まれ、幸せ〜ニコニコな感じがしました。(…ニヤケすぎ!)

 

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アイヌ料理や歌、刺繍、織物など、さまざまな手仕事の達人のひろ子さん(左)とハポネタイ主催のUtaEさん。

 

UtaEさんは、私のムックリ(アイヌの伝統的な口琴)の先生でもあります。

(アニメ「ゴールデンカムイ」のアシㇼパのムックリの吹き替えもUtaEさん)

 

 

儀礼に使う宝刀と鞘は、藤戸幸夫さんの作品。

目を見張る美しさと細やかさに見惚れる。。。

 

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これはカムイに捧げる踊りで使われる刀で戦闘用ではありません。

肩から下げている帯状のものも、ひろ子さんの手作りです。

 

 

こんなに美しくて、重たい刀を振りながら踊るなんて、、、

かなり体力がいるし、体幹が強くないとよろめいてしまうだろうな、と思いました。

 

刀が鞘に収まる音!聴いてください。

 

(…嬉しそうな小学生か!という夫のツッコミは置いといて。)

 

 

 

北海道で見た

ガラスケースの中に展示されていた着物や刺繍、木彫りの作品も

息をのむほど美しかったけど、

知っている人が丹精込めて作ったものを実際に身に着けてみると

それらは生活の(あるいは儀礼の)品々だったんだな、ということが身に染みて分かりました。

 

それらが「カムイ」と呼ばれ、大切にされ、最後は自然にかえされていた意味も。

(人間の役に立つ道具たちも、ラマッ(魂)を持つカムイだと考えられていました)

 

 

安価で買える使い捨ての品々が身の回りにあふれている今、

私には、それらが宝物に思えました。

 

 

 

手仕事展で中川先生と。

 

 

※2月28日と3月1日

「昔話絵本とお話で世界を巡る」は「先住民族の昔話」です。

そのときにムックリの演奏もしてみようと思います。

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