まいど~



生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです
6月に大人のおはなし会をすることになり
選書をする中で 先日読んだこの絵本
面白かった!
『バーナムの骨』
ティラノサウルスを発見した化石ハンターの物語
トレイシー・E・ファーン/文
ボリス・クリコフ/絵
片岡しのぶ/訳 光村教育図書
恐竜の骨といえば、
バイロン・バートンさんのこの絵本!
が おすすめだけど『バーナムの骨』からはまた違うものを感じた...
それは、
ロマン!
大人のおはなし会のテーマを決めるときに
うちが提案したのは「ロマン」。
この絵本は、新種の恐竜の骨の発見と
その発掘に心を燃やした化石ハンター、バーナムの物語。
やがてその熱意は実を結び、
世界最大の肉食恐竜 T-REXこと
ティラノサウルスの骨の発見に至る。
絵本の中で バーナムが小脇に抱えているワニの骨とか、
うらやましいぞー!
っと思う場面があらゆるところに。。。
(ほんまにうち ド変態ですな)
(夏、仕事中によく着ていたワニの骨Tシャツ!)
最後のページでは、
T-REXにまたがったバーナムが
ニューヨークの町中を闊歩する場面も。
ロマン溢れるノンフィクション絵本です。
片岡さんの訳も かっこいい!
文章がどんどん舌にのってくる感じで
黙読していても ぐいぐい読めてしまいます!
(うちは全力で下読みしても15分かかるけど
)
骨といえば、夏休みにバイトに行っていた
日本野生生物研究所の哺乳類研究室には
ハローウッズの森に棲むいろいろな動物の
骨格標本やはく製が展示されていました
研究室にはこの本も置いてありました。
(めっちゃおもしろい!)
『骨の学校』
ぼくらの骨格標本のつくり方
盛口 満+安田 守/著. 木魂社
この本について書くと
超~長くなるので割愛しますが、
骨はもちろん、自然科学の諸々に
静かに、まっすぐに
ごうごうと心を燃やす子どもたちのことが書かれていて
その子たちに注がれる先生のあたたかいまなざしに心が震えます
動物、特に哺乳類の頭部の骨を見ると
「あるもの」が
あるべき場所にないことに気付きます
以前勤務していた小学校で
河原で拾ったという動物の骨の
同定を頼んできた男の子がいました
その子に見せてあげようと
理科準備室のネコの骨格標本を持って廊下を歩いていたら、
すれ違う子が口々に
「それ、、誰が食べたん
」
・・・お魚ちゃうし!(笑) 誰も食べてへんよ(笑)
「えっ・・・恐竜の骨
」
・・・・・こんなに小っさないやろー(笑)
「みせてみせてみせて
」
準備室の棚で埃かぶってたやつやし、どーぞどーぞ
そして、骨を見ながら
子どもたちはあることに気がつきます
「耳がない!」
・・・ウサギも ネコも イヌも ヒトも
頭部の骨の耳があった場所には
(当たり前かもしれないけど)「耳」がないのです
復元された恐竜たちの想像図にも耳がないけど
ひょっとすると、耳、あったかもなー
とか考えてしまいます(種が違うけど)
実は「恐竜には羽毛が生えていた」というのも
恐竜学会を揺るがすものすごい発見だっただろうな....
その新説を私に教えてくれたのは
特別支援学級の 恐竜が大好きなKくんでした
今は中学生になっているKくんと
『骨の学校』の生徒たちが重なります
骨の学校の生徒たちの中には卒業後、ドイツに渡り、
標本作成の専門技術学校に入学するという猛者がいて
本書の終わりに先生はこう結んでいます。
「願わくば、彼のような人材を生かせる施設が
「願わくば、彼のような人材を生かせる施設が
世界中のどこかにあれば、と願っている。」
・・・・願わくば 子どもたちが
自分が好きなことを飽きるまでずっと好きでいられて、
自分の心を燃やせる「何か」に出会えますように。
※マチカネワニのTシャツ、ここで買えます(^^)ってほしい人おるんか!?
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