29冊目
30冊目
「風の万里 黎明の空」小野不由美(講談社文庫)
『天命により慶の国、景王となった陽子は民の実情を知るために街へ出た。
目前で両親を殺され芳国公主の座を奪われた祥瓊は、父王の非道を知り自らを恥じていた。
蓬莱から才国に流されてきた鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の仇討ちを誓った。
それぞれの苦難を抱いて三少女はやがて運命の邂逅の時を迎える』
(上巻)
『思うままにならない三匹のけだものを前に自らの至らなさを嘆く景王陽子の傍には、いつしか祥瓊・鈴の二人の姿があった。
「景王に会いたくて、あなたは人々の希望の全てなのだから」
陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。
果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語』
(下巻)
芳、才、恭など新しい国のキャラも色々登場。
上巻では甘ったれの鈴や祥瓊にイライラもしたけど、その後の成長っぷりが目覚ましい。
陽子が普通の女子になって、3人でキャイキャイやってる様子も珍しくて可愛らしい。
最後の初勅はかっこよかったーー!!
爽快!!
この本で一番印象に残ったのは、供王の言葉。
王宮の宝物を盗んで逃げ出した祥瓊をかばう言葉を口にした供麒に対して
「その哀れみが他の下女や下官、まっとうに正直に生きている人たちへの侮辱だということが分からないの?」
「同じように朝から晩まで働いて、盗みも逃げ出しもしなかった人と同じように扱ったら、まっとうな人たちへの誠意はどこへ行けばいいの?」
心にズシンときた。。。
