父のいる病院へ面会に行った。


入院してもう3週間になる。


病院へ行くと、父はちょうど体操をしているところだった。


20人くらいのお年寄りが集められ、座って、365歩のマーチに合わせて、足踏みをする。

父は車椅子にただただ座っていた。

これじゃあ運動にならないね。

起きている、ということが大事なのかな。


体操の時間が終わって、部屋に移動。

看護師さんが、

「ご家族が面会に来られてますよー。」

と声をかけてかけてくださったけど、わかっているんだかいないんだか、表情は変わらず。


「元気にしちょった?」

と声をかけたら、おう、と返事をした。


「ぜんぜん体操してなかったね」

「、、、、、」

「入院長引いちょるね」

「、、、、、」


何を話していいかわからない。


父は目を閉じた。

眠そうだ。


横になりたいのかと聞いたら、うんと言うので、看護師さんへ横にならせてもいいか、と聞きに行く。


夜しっかり寝るために、今は起きていてほしいとのことで、ナースステーションの前の机に移動。


看護師さんが、

「娘さんのお名前何て言うんですか、って聞いたら〇〇(長女の名前)って答えられるんですよ」

と話してくださった。

「あ、それ、姉の名前です」

「じゃあ、本当ではあったんですね」



そこで、父に、

「面会に来た私は誰?」

と聞いたら、姉の名前を答える。


次女、三女の名前はわかるか、と聞いたらわからないと言う。



悲しくなる。


私とは、母が亡くなってから15年、一緒に暮らして、介護もしてきたのに、結局は、盆と正月しか会わない、お姉ちゃんなのか、、、、。



なんだかなー。


昔から、長女が大事で、私なんか、どうでもいいんだ、と思っていた気持ちが蘇る。


寂しい。


大事に育ててもらったと感じているから、色んなことがわからなくなっている今、そこを責めるのは酷だけど。



家に帰りたいに違いない、と決めつけてたけど、

もう、病院だろうが、施設だろうか、自宅だろうが、父には関係ないのかもしれない。