3月11日。。。
アクセス数も結構上がってきて、色んな方がブログに来て下さるのでちょっと書こうか迷っていたのですが、
ゆりこのブログにきて下さる方の中にも悲しい思いや辛い日々を送った方もいるんじゃないかと思うので、思い出したくないって方はここまでで。。。
東日本大震災から11年。
私の実家は東北で両親と電話が繋がったのは翌日の朝3時でした。
停電により暖房機器も使えず、暖を取るために車の中にいた両親。
いつもはおちゃらけた父親のあんなに不安そうな声を聞いたのは初めてで、それは安堵感と恐怖心を私に植え付け、今でも思い出すと胸がぎゅっと締め付けられます。
今日は私が去年購入して、心に残った本をご紹介します。
アリガト 謝謝 木下諄一
もう絶版になっているのですが、著者は日本人で台湾在住。フィクションと言ってますが、実際に起こったことを団体名などを変えて綴っています。
赤十字単体が発表した義援金のトップはアメリカの29億9811万8250円、2位は台湾で29億2894万7417円。
台湾からの義援金は総額200億と言われています。
人口とGDPから考えても台湾が200億もの義援金を日本に送るって本当にすごいことなんですね。
本にはどうしてそんなに日本への義援金が集まったのか、どんな人たちが集めたのかというのが詳しく書かれています。
私自身この本を読んだのは去年で、全く知らなかったのですが、日本政府が各国の新聞社に義援金のお礼の広告を出したはご存じですか?
でも台湾には出さなかったんです。一部では「中国への配慮」との理由ではないかとの声も上がったのですが、それを知った広告クリエイターの女性がこんなに義援金を送ってくれた台湾に対して感謝広告が出ないのはおかしいと疑問を抱きます。
そこから謝謝台湾計画が始まりました。
有志を募って台湾に感謝広告を出そうというプロジェクトです。
でもこれが一筋縄ではいきません。
台湾に何のコネクションもなく新聞社も掲載料もわからず、お金を集めるのも個人口座なんてもっての外、詐欺扱いされたり批判されたり。
賛同してくれた会計士、ツウィートしてくれた友人らと共にプロジェクトを進め、たくさんの有志がお金を出し合って最終的に台湾の新聞社に感謝広告を出すことが出来ました。
どんなにバッシングを受けても諦めなかった彼女の強さが、名声がなくても大きなことを成し遂げるに至った要因でもあると思います。
台湾で義援金を集めるために奮闘した人たちの優しさ。
日本を助けようとお小遣いから寄付する子供の優しさ。
台湾にお礼をしたいと賛同した有志の優しさ。
台湾に何のコネクションもない女性が感謝を伝えたいと思う優しさ。
本当に優しさに溢れた本なんです。。。
そして、震災とは関係ありませんが、ゆりこ家は親族皆仲良しで集まったりするのですが、数年前に従姉妹を病気で亡くしました。
彼女は美味しいものを食べることも飲むことも大好き、旅行もよく行っていたのに病によってそれが出来なくなってしまったんです。
お見舞いに行った時に
「ゆりこちゃん、当たり前のことって当たり前じゃないんだよ」
と言われたことが忘れられません。
彼女が出来なくなったことは彼女が元気だった頃は当たり前にやっていたこと。
亡くなってから、なんでもっと美味しいお店に連れて行ってあげなかったんだろう、近くに住んでいるのになんでもっと会わなかったんだろうと、とても後悔しました。
叔母や叔父にしたら私よりもずっとずっと思うところがあるはずです。
11年前の今日、大切な人を突然亡くした人達も同じように思っているに違いありません。
いつもの日常が恐ろしい1日に変わった日。
当たり前に帰ってくるはずの人が帰らなかった日。
普段、日々の生活に追われている私たちは「当たり前のこと」を立ち止まって考えることが少ないのではないかと思います。
私たちが生きている「今日」は誰かが生きたかった「今日」です。
そんな「今日」を震災で亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に自分の身近な「当たり前にいる人」に感謝と優しさを、知らない人には思いやりを送り、「当たり前に生きている今日」を大切にする1日にしませんか?
Like a small boat on the ocean
Sending big waves into motion
Like how a single word
Can make a hurt open
I might only have one match
But I can make an explosion
- Fight Song -
Rachel Platten
目下、ウクライナの人達が早く安心した生活が送れますように。。。
