今回の参詣は、豊島区目白の豊坂稲荷神社へ。

ここはJR「目白駅」から目白通りに出て駅の裏側に回って100メートルほどのところ。

 

 

 

奉納玉垣

かなり年季の入った玉垣で、この中で残っているお店があるかちょっと探してみました。今もなお現役なのは「志村菓子店(現:目白志むら)」、「キャノン美容院(美容室CANNON目白本店)」、「目白紅楽(中華紅楽)」、「目白やぶ重(要町やぶ重)」、あとは紫綬褒章を授与された舞踊の花柳千代といったお名前もありました。

野上書店は現存しませんが昭和23年の創業なので、玉垣はそれ以降の造立のようです。

 

 

 

女神三柱

創建年代などはわかりませんが、元々はここより東側に鎮座していて、学習院大学が移設してくるのに伴い、当地へ遷座された稲荷神社です。また由来は定かではありませんが浅間神社の御祭神も併せ祀っています。

御祭神は若宇賀乃女命(わかうかのめのみこと)といって女性の稲荷神、浅間神社の木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と境内末社の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)ともにすべて女性神というめずらしい神社です。

 

 

 

狐像

奉納年は確認できませんが、台座部に「目白町 池田九二四四」とあります。何かの暗号に見えますが、これで“クニヨシ”と読むみたいです。

 

 

 

御由緒 境内掲示より

当稲荷神社は、明治四十一年九月の学習院の東京府下高田村(目白)へ

の移転に伴い、現在の学習院大学の構内地からこの土地に遷座された。

明治七年三月東京府より高田村氏神氷川神社の附属社に定められた。

朝日が燦燦と当たり、豊かで栄える御神徳を戴ける神社であること

から、豊坂(栄)稲荷神社とも言われている。

この場所の字の名は明治期には金湧沢と言われており、

その名の通り 目白の地は湧水の地でであった。境内には百一歳翁の

揮毫による金湧沢の碑がある。

商売繁盛・合格祈願・家内安全・諸願成就の御神徳のある神社である。

御祭神は若宇賀乃女命と木花開耶姫命の二柱の神様であり、

初午祭・浅間祭が執り行われている。

境内社に市来島姫神社を合わせお祀りしている。

御祭神の市来島姫命は氷川神社の主祭神である素盞鳴尊の御息女で

あり、宗像三女神の神様である。 芸能・美術・文化に関わり深く、

御神徳をお授け戴ける神様である。

 目白豊坂稲荷神社は高田總鎮守氷川神社の兼務神社です。

 ご連絡はすべて高田總鎮守氷川神社にお願いします。

 

 

 

ご社殿内の様子。

 

 

 

市来嶋神社

豊坂稲荷に向かって右側に鎮座されています。

 

 

 

わりと急な坂を上った台地に、市来嶋がお祀りされているのが少し不思議な感じです。当社もまた別の地域から移ってこられたのでしょうか。

 

 

 

かつてお参りしたことを全く覚えていませんでしたが、ちょうど10年前の画像が残っていました。当時のものも同じ場所から同じように撮った写真ばかりでした。

 

 

 

以前は神社前の通りを挟んで対岸には、割れたビール瓶がコンクリート壁に仕込まれていました。鳩か猫か泥棒除けだとは思うけど、わずか10年前でさえこんな物騒な像作物が堂々と設置されていたとは。

 

 

 

写真は2015.08.08、2025.10.30 撮影

 

備考 

社号 豊坂稲荷神社

祭神 若宇賀乃女命・木花開耶姫命

創建 明治四十一年九月以前(1908)

祭日 二月初午祭、七月浅間祭

末社 市来嶋神社

社務所 

所在地 東京都豊島区目白3-2-13

その他 高田氷川神社の兼務社