雨水 夕暮れにも 終わりゆく冬にも 間に合った 極寒に生まれた十勝川の氷が 波に運ばれて また帰っていく 「陽気地上に発し、 雪氷とけて雨水となればなり」 寒さは緩みはじめている けれども春はまだ遠い 春はやってくるものじゃない 凍てついた大地が ほどけるその隙を狙って 命の方が先に捕まえにいくものだ