気がついたらもう下北に20年程お世話になっている。
今住んでいる所はほぼ一戸建てのおんぼろぼろ家だがやる気の無い大家からは
家を改造するなり焼くなり何なりしてもいいですよ、とお隅付きをいただいている。
最も焼いたら住む所が無くなるのでそれはできないが・・・・っておいおいそれは犯罪犯罪。
そういえば下北沢はよくおっしゃれーなテレビにも御紹介に預かってるし・・・・。
とれんぢぃー(トレンディー)な雑誌にも取り上げられてそれをよく御覧になるお人達からは
「下北っていいよねえ。」「住みたいね。」と言われ・・・・。
それを聞いたあたくしは思わず「ふふん。」と無理して無い鼻を高くしたくなるのだが・・・・。
おっーと、待て待て。
下北はそんな甘い街じゃないざんすよ。
そう実にディープな街でございます。あーた。
家政婦は見た、あたりでいくとね・・・。
下北は南口の界隈に店名は明らかにカメラ屋だが、中は愛しのにゃんこやわんこのご飯や
いろんな食材を売っているディープな店がある。
店内には何故か店員の似顔絵が描かれた落書きがあちこちに張られてその一枚には
「馬のえさは売ってません。」と正し書きが。
そんな店を訪れたある日の昼下がり・・・・。
レジを待つ私の目の前には、えっ?へっ?ええええええっ?
身なりは普通なのに頭に何故かバ、バケツをかぶった御婦人がああああっ。
お会計を済ませた後にレジに向かって一言。
「あたしバケツかぶってるの、変でしょ?ふふ。」
いやあ良く分らんが深い。深いぞ下北。