今日は僕がもっとも好きなミュージシャンの一人
トム・ウェイツを紹介します
この人のアルバムはたくさん好きなものがあります。
この人の音楽性は時代によって大きく変わっていきます
といっても別にその時代、時代に合わせているものではまったくなく
単に本人の歴史によって変わっていってます
僕の印象だとレコード会社の移籍に伴って変わっていってる感じがします
今回紹介するのは初期のアサイラムレコード時代の名盤
Small Change です
’76年の作品ですが時代はまったく感じさせない
いつ聴いても新鮮なトム・ウェイツ節を聴かせてくれています
まずA面の一曲目(レコードで聴いてるので)不朽の名曲
トムトラバーツ・ブルースはとりあえず泣いちまおうか
と思っちゃうくらいせつないバラードです
Walzing Mattilda Walzing Mattilda
You'll go walzing Mattilda with me ♪
ちょうどよくしゃがれた声は心地よく
どこまでもトム・ウェイツなんです
ってよくわからない?
でもそうとしか言いようがないと言うか
この人を言い表すには一番適している気がします
ミュージシャンであり
詩人であり、でもやっぱりトム・ウェイツなんです
この人の弾くピアノはあの太い毛むくじゃらの指で
弾かれているとはとても思えないくらい
実に繊細な音を奏でてくれます
彼もまた僕と同様
ビートニクに強く影響をうけています
ビートニクって何?
っていう人も多いかと思います
えーと、簡単に言うと
50年代の文学を中心とした一つのムーヴメント
もちろんその後多くのミュージシャンや作家
あるいはそれ以外のアーティスト達にその精神は継承され
今でも自分はビートニクだと公言する人がたくさんいます
僕は自分をビートニクだとは言いませんが
大きな影響を受けたことは確かです
代表的な人はジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ
それと僕の大好きなポール・ボウルズなどなど
彼らの影響を受けたトム・ウェイツはその生き方も
音楽に臨む姿勢もビートニクと言ってもいいかと思います
つまり、自由奔放、時代に流されない、
そして自分でありつづけることをやめない
僕もそうありたいな
ちょっと横道にそれましたが、このアルバムはロックとかジャズとか
一つの枠にはまらない独自の世界があります
それはこのアルバムに限らず
全てのトム・ウェイツのアルバムに共通しているものですが
ですからロックファン、ジャズファン、それ以外の人からも
指示されています
ただし、コアなジャズファンは除く(良くも悪くも頑固、というか意固地?)
あのノラ・ジョーンズが彼の大ファンだというのは有名な話
彼自身も多くのミュージシャンに影響をあたえているのは
やっぱり自身の世界観をもっているからだと思います
優しく強く、聖なる酔っ払いの心地よい音楽は
売れせんの曲ではないにも関わらず
どんな人の心にも入り込んでしまうでしょう
聴き流すのも良し、のめりこむのも良し
どんな聴きかたでも彼の音楽の価値が下がることはないでしょう
ちょっと寒い北風が吹く夜
安酒片手にどうぞ
必聴です