先日出会った、お姉ちゃんと、妹。

「仲良しだね」と声をかけると、こんな答えが返ってきました。


「あのね、お姉ちゃんとね、ケンカしないためのルールがあるんだよ」





ケンカしないための、ルール?


私にも弟がいて、小さいころはよくケンカしました。


取っ組み合い、殴り合いのケンカです。


「髪の毛を引っ張っちゃダメ!」とか、


「かみついちゃダメ!」とか


「モノを投げない!」とか


ケンカがエスカレートしないルールは、あったような気がしますが


「ケンカにならない、ルール」には、覚えがありません。





「へぇ~、どんな、どんな?」


聞いてみると二人、顔を見合わせながら教えてくれました。









「あのね、ケンカしたくないなって思ったら、合言葉を言うんだよ」







このままいくと、ケンカになる。これ以上行くと、もう後に引けなくなる。


そんな時、どちらかが 「チップとデールの」 と切り出したら、


言われた側は 「仲直り」 と答えること。それがルールなのだそうです。





言われてみて、思い出しました。


私達兄弟にも、ケンカしないための合言葉、あった、あった()







わたしたちの合言葉は、「ごめんね、は?」







「ごめんね、は?」 といわれたら 「ごめんね」 と、いう。


「ごめんね」 といってもらったら、 「いいよ」 という。


お互いにそれを言いあうのです。





もののはずみで、言ってしまった、やってしまった、なんてとき。


やられた方も、それには何となく気づいている。


だから「いいよ、気にしないで」っていいたいのだけれど、


謝られてもいないのに、「いいよ」って言えないじゃん。





怒ってないよ、気にしてないよ、気にしなくていいよ、ケンカしたくないよ、


意地悪したくないよ、嫌いになりたくないよ、傷つけたくないよ、


そんな気持ち、伝えたいけどつたえられない、


だから、「いいよ」って、いわせてよ。


そこには、そんな思いがあったように思います。







最近は、「ごめんなさい」のかわりに「ありがとう」といわれることが増えました。


実際、私も「ありがとう」に逃げてしまうことが、よくあります。


でも、「ごめんね」って、ちゃんと伝えること、とっても大事だと思うのです。





相手だって、全然気にしてないわけじゃなくて、

ちょっと痛かったり、傷ついたり、べそをかいたりしている。

それでもそれを「責める」んじゃなくて、「許そう」って思ってくれた。


その気持ちを認めて受け取る感謝の言葉は、


やっぱり「ありがとう」じゃなくて「ごめんね」なんじゃないかなって。










「ごめんね」っていう究極の「ありがとう」を、


「いいよ」って、うけとるやさしさ。





「ごめんね、は?」


「ごめんね」 「いいよ」






ゆるす ということは 「みとめる」ということ













ちなみに、いま、


「いいよ」って、つぶやいてみてください。










なんだかちょっとだけ、心がふんわりしませんか?