「頭わるい、友達いない、しゃべれない
こんな俺でも、就職できた

あきらめないでって、伝えてほしい
来年の今頃の、俺みたいな人に

先生、勇気 与えてあげてよね」



3月も終わりのある日、
卒業式を終えたばかりの学生くんが、内定報告にきてくれました。

聞けば、三月に入って、
なんと三社から内定をもらったとのこと!

シャイで口ベタな彼、
サッカーで培った根性はあるものの、
その思いを、中々表現できず、ずっと苦労をしてきました。

そんな彼が、三社から内定!

しかも、本命の一社の最終面接には、
他2社の内定を辞退して挑んだとのこと。

・・・何が、おきた???

彼は言いました。

「おれ、わかったんだって。
やっぱり面接は、熱意がないとだめだね」

グループ面接では、恥ずかしさを乗り越えて、
「一生懸命働きます!どうぞよろしくおねがいします!」と、
ひとり立ち上がってあいさつしたんだとか。

そして、本命の最終面接。
「志望動機は?」の質問に、緊張のあまり、なにも言葉が出てこない。
やっと、一言二言・・・でも限界、で、「以上です!」(笑)

でも、そのあと、彼は続けたそうです。

「ありきたりですが、やる気と根性は誰にも負けません!」


思い返せば、一年前
「わからんもん」
「言えんもん」
「書けんてー」

口を開けば三拍子だった、彼。

いいところ、たくさんあるのに、
頑張ってきたことも、ちゃんとあるのに、伝えられない、伝わらない。

履歴書も、やっとの思いで書きました。

そんな彼が、最後はちゃんと自分の意志で、飾らない正直な思いを、相手に伝えることができた。

本当に、よく、頑張りました。


就職活動をしていくうえで、基本というのはありますが、
やはり一番大切なのは、「本人の気持ちの強さ」だと、私は思っています。

そして、気持ちの強さは
演出するものではなく、
自らの中で育ち、溢れ出てくるもの。

彼らの大切な転機に関わる人間として

どんな人の心にもある希望の種火を、
信じて、息を吹きかけていくこと

これからも、やり続けていこうと思います。

彼から託されたメッセージ、
みんなに伝えてほしいということでしたので、エピソードと共に紹介させていただきました。