Love&Smile

ヒプノセラピー

 

ふと思い出したら 笑えた

今まで ずっと 笑えない 記憶だった どちらかと言えば穴があったら入りたくなるような思い出だった。

 

それは一本の電話から始まった。その時に務めていた病院の師長から家の電話にかかってきた。

 

「平野さん ごめんよ 今ね おじいちゃん(義父)がみかんを一箱持ってきてくれたんだけどね えっどういうこと?

お酒飲んでるみたいで  えー  帰すに帰せなくて困ってるんだよー みかんももらえないし」と

 

いったいもうどういうこと?

前日、検査入院していた義父は点滴を自己抜去し止める主治医を振り払い退院してきたところだった。

いささかの行動に反省しご挨拶に行ったらしいのだが素面では行けず一杯飲んで車を運転し病院へと向かったらしい。

 

その日、遅番だった私と休日だった娘と二人で病院に迎えに行った。

酔っ払いだから一筋縄ではいかない。

迷惑だから帰ろうと言えば

「帰ってお前は話ができる女か」「何が迷惑だ!」と言って話にならない。困り果て出張先の夫に助けを求めた

いや そもそも 夫に助けを求めたことが益々、珍事へと進んでいくことになるとはその時は思わなかった

 

夫は警察を呼んだ 飲酒運転の現行犯で 警察は速やかに出動し私が務める病院の総合受付前にやってきた

周りにいるのは長年一緒に働いてきた仲間と顔見知りの患者さんたちである

 

腹を決め 事情を説明しようとした私に警察官は言った。多くのギャラリーがいるまえで

「名前と 生年月日 本籍 続柄を言って」警察を呼んだのは私ではなく夫だ!

 

だんだんと酔いが冷めてきた義父は娘に

「さあ スーッと帰ってしまおう」といったらしい。

その頃、私は警察官に重大な決断を迫られる (笑)

「逮捕することもできるがどうする?」 今、思えばお願いしたら良かったかもしれない (笑)( ´∀` )

 

お陰で私は職場で苦労人と認定された 帰った後も何事もなかったように涼しい顔をしている義父には呆れた。

 

 

 義父が亡くなり振り返れば あんなに面白い人はいない

 ケラケラと笑って過ごせばいくらでもお腹を抱えて笑えるような出来事が盛りだくさんだ。その時は必至で笑う余裕等なかった。

 

それでも笑えるようになった自分を褒めてあげたいと思う。