Love&Smile
ヒプノセラピー
私には三つ違いの弟がいます。
産み月の頃、母が肝臓を患い障害が残りました。
今となっては何が原因かはわかりませんが母は生涯にわたりその事実を受け入れきることができず苦しい人生を歩んでいます
弟は働くことはできますが一人で生活をしていくことは困難です。
現在は養育手帳を受けています。
私は帝王切開で生まれましたがその時の輸血が原因だと母は思っています。
輸血をしたのかどうかも定かではありません。
「知子の帝王切開の時の輸血が原因だから」と母の口癖でした。
「弟が高校に行けないのに知子は平気で大学に行くのか」
「産まれた順番が違えば知子がなっていた」
酷い母親だと思っていました。
何故、私はこの母の元に産まれてきたのだろうかと思うこともありました。
母から受けた酷い言葉の数々をこんなに穏やかな気持ちで思い起こせるようになるとは思っていませんでした。
子供の頃から何故だろう?と常に考えていました。
子供が当たり前に興味を持つことに何の関心も持てなかった。
勉強もスポーツも恋愛も 興味がなかった。
ただ何故、私は産まれてきたのだろう この母の元にと考える
子供時代こそ孤独でした。母親から承認されることのない孤独感です。
去年の年末、母が入院しました。下血し直腸癌の疑いでの入院でした。
末期の想定でしたが良性の腫瘍でした。
それでも毎日、母の元に通いました
余命わずかと勘違いしている母が何度も弟の将来を私に頼みます。
「知子 知子に厳しくしたのは直ちゃん(弟)と仲良くしてほしかったからなのよ」と母が言いました。
私は母に
「仲良くしてほしいなら厳しくしてはだめだよね?むしろ優しくしなくちゃね」と言いました。
その時母は初めて
「そうだよね 優しくしなきゃいけなかったね。私は間違っていたね」と言いました。
この時、私の承認欲求は満たされました。
おそらくは母はとても狭い視野の中で生きているのです。
目の前にある事、自分の中で起きている心配や不安と戦うことで精いっぱいの人生なのです。
酷い母親だと恨んでも仕方がなかったのです。
この母親の元に産まれた意味は母親の人生を通して愛を学ぶ為だったと思います。