島根県
石見銀山の群言堂さんの視察旅行に行ってきました。
きっかけは、助産師おにぎりえこ(真ん中青いバッグ)が、
昨年の5月にゼブラ企業を中心とした、
日本を良くしたいと考える人たちが集まる
薩摩会議に参加した時、
この群言堂で働く矢ノ倉さん(黄色い服の方)とお話したことがきっかけでした。
その時のりえこの投稿↓
この時に一番に声をかけに来てくれ、
「話を聞かせてほしい」と言ってくれたのが矢ノ倉さんだったらしい。
そして、「群言堂に、大森町に来たらいい」と言ってくれたそうです。
何があるか分からんけど、
でもどうせなら、助産師みんなで行きたい!
と、声をかけてくれて、
「幸せなお産プロジェクト」を中心で動かしている助産師たちで
視察に行ってきました。
ものすごく忙しいはずの矢ノ倉さんが、
2日間も私たちをアテンドしてくださいました。
群言堂を知らない方は
ぜひ調べてみて欲しい。
そして、本もたくさん出ているから読んでみて欲しい。
昔は銀山で栄えた町が
閉山をきっかけに人口減少の一途をたどり
消滅の危機と言われていて、
保育園の園児も2人までに減少したのに
そこからの再生で現在は25人。
人口400人の町なのに!
なんで?どうして?どうやって?
がいっぱいでした。
せっかく話を聞くのだからと、事前に本を読み
広島駅から向かう車の中で
NHKの特集を見て、
その町の再生の歴史を知りました。
一番の印象は
言うなれば「おせっかいの町」
みんなで子育てをして
みんなで助け合って
みんなでご飯を食べる
産業を発展させた人がこの町の家を再生していく
まず群言堂さんの本店にお邪魔した時に
ビックリしたのが、
みんなが明らかに気持ちよく働いているということです。
お客さんがこんな顔になっちゃうw
お金のために働いているという感じの人が誰もいない。
みんなこのお店が好きで、
お客さんに気持ちよく過ごしてもらうことが好きで、
ここにいるのが好き
というのが、ビンビンに伝わってくるわけです。
もちろん、お店の空間もものすごく心地いいわけです。
この秘密はいったいなんだ!?と思ったところから始まりでした。
東京でブイブイ言わせて、稼ぐこと第一だった矢ノ倉さんが
どうしてここで暮らすまでになったのか?
この会社はどういう会社なのか?
なんでみんなこんなに気持ちよく働いているのか?
どういう人が社員さんなのか?
会社の話、町の話、人の話
聞ける限りいろんなことを聞かせてもらいました。
この時間が濃すぎて
全然書ききれないですね。
その後のお宿は
他郷阿部家
なんと、230年前の江戸時代の建物で
ほぼ廃墟だった建物を、
松場登美さんが21年かけて再生させていったお宿です。
古民家というので、私は少々構えていたのです。
たくさんの人がかかわってきた建物は
その歴史のいろんな空気感が残っていることが多くて
私はその空気を感じやすい。
呼吸がしにくくなったり
頭が痛くなったり
体を圧迫されるような空気を感じたり
そんなことを感じる建物も過去にあったので
そうではありませんように。。というのが頭の片隅にありましたが
入ってみると
どうしてこんなにも!?
と思うくらい、すがすがしくて、あたたかくて、やわらかい。
そして、お部屋を進むたびに
胸の高鳴りがすごい。
こんな風に再生するのが可能なんだ!!??
という驚きと
各所の遊び心と愛情と。
家が生き物みたいだな、と思いました。
この家は喜んでいる家だぞ!と。
全くさみしがったりしてないな、と。
(これについては、次の記事でもじっくり書きたい)
もうここは、機会があればぜひ泊まっていただきたい。
それを楽しみにしてもらいたいです。
そして、ここのお宿の面白いところは、
家主の松場登美さんが、一緒にお食事をしてくださることです。
今回は、登美さんの3女の奈緒子さんと、矢ノ倉さんもご一緒してくださいました。
今回の旅は私たちにも目的がありましたし、
幸せなお産プロジェクトを始めて半年
いろいろな現状や課題がだいぶクリアに見えてきていたし、
「なんとかしないとな」という気持ちも強くなっている面々だったので、
私達がやっていること、どうしてここに来たか、などの自己紹介で2時間越え、
お産がこうだったらいいのにな、お母さんたちのカラダもこんな風に変わってきているし、
お産の現場もこんな風に変わってきているし、などなど
もう話が止まらないわけです。
そしたらなんと登美さんが
「私は18年間、ここで皆さんとお食事をしてきましたけど、
こんなに話をしなくて良かったのは初めてです。
いつもは私が励ましたり、元気づけたりする場面が多いけれど
あぁ、こんなに元気な若い人たちがいるんだと
とても感動していました。
皆さんのような方に、自分が産む前に出会いたかった」
と言ってくださいまして
私達もびっくりしたわけです。
あぁ、疲れても来てるように感じていた私達だけど
なんかまだまだ希望がいっぱいじゃん!?
自分たちで思っているよりも、まだまだできることがいっぱいあるんじゃない?と。
折しも、このお食事会が始まるタイミングで
ファンファーレのように、雷がゴロゴロどっかーん!!
そして、その後の3日間は、山陰ではめったにない
快晴で暖かい日(しかも私たちがいるその4日間だけ)
いろんなタイミングもベストだったし
すべての経験が胸がいっぱいだし
このお宿はすばらしいし
魂の洗濯をしにきたような
また何かの扉を開いたような感覚になりました。
その後、助産師たちは明け方3時半ころまで語り合い
これまたすがすがしい朝ご飯をいただいて
あぁ、もっとこのお宿を味わいたい!
全然時間が足りないよー!!
と、後ろ髪をひかれまくり
チェックアウトの時間を迎えたのでした。
ぜひこのあたり、読んでみて欲しいです。
このいただいたメッセージを胸に
やれることをやりつくすくらい、やっていきたいと思います。
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