特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会は、2023年2月に設立10周年を迎えます。
設立10周年記念事業の一環として、2022年11月26日(土)に当協会の本拠地である奈良県のホテル日航奈良において、記念講演会と懇親会を開催しました。
本日は、講演会のご報告をお届けします。
講演会では、10年の振り返りや先生方によるトークセッションの後、名誉顧問として当協会に関わってくださっている東京大学名誉教授の武藤芳照先生の特別講演をいただきました。
まずは、玉島理事長による10年の歩みの振り返りです。
足育アドバイザー®養成の第1期から協会に関わってくださっている整形外科医の小野直洋先生と、記念すべき第1回講演会でご講演をいただいた靴ジャーナリストの大谷知子先生からも、当時のお話を伺いました。
山あり谷ありの10年間の知られざるエピソードは、笑いあり、思わず涙があふれる場面もあり…でした。
次にトークセッションの1つめ。
「靴とフットケアの10年間の変化とこれからについて」というテーマで、足育アドバイザー®から先生方に聞いてみたいと寄せられた質問について、4人の先生にご回答をいただきました。
高山かおる先生(埼玉済生会 川口総合病院 皮膚科主任部長)
足立恵美先生(NPO法人予防的あしケアサポート理事長)
大谷知子先生(靴ジャーナリスト)
藤井恵先生(快適な靴と足 WOHLTAT代表)
先生から他の先生への質問も飛び交い、まさに「トークセッション」というこの場でしか伺えない先生方のお考えを聴くことができました。

2つめのトークセッションでは、子どもの運動をテーマに、幼稚園や学校などでの調査研究も手掛けられている2人の先生方にお話を伺いました。
小野直洋先生(小野整形外科院長)
福本貴彦先生(畿央大学 健康科学部 理学療法学科准教授)

このトークセッションでも「ここだけの話…」という、この場だからうかがえる内容が登場。
コロナ禍の子どもたちに起きていることを改めて知り、子どもたちの体の育つ環境を大人が意識して作っていくことの大切さを再認識しました。
最後に、創立10周年記念特別講演として、東京大学名誉教授の武藤芳照先生に「子どものからだを育む―これからの健康づくりと運動のしかた―」と題してご講演をいただきました。
「健康とは」というところから改めて考えながら、スポーツだけではなく自己を表現するための「運動器」、子どもの発達を考えた運動の大切さについて学びました。
参加した足育アドバイザー®からは口々に「面白かった! あっという間だった!」という感想があがり、啓発活動を行う者として果たすべき役割についても考える機会となりました。
2013年の足育アドバイザー®養成講座第1期の認定から2022年11月まで、全国の足育アドバイザー®の活躍により、足育講座の受講人数は33,000人、足計測の人数は19,000人と、延べ52,000人以上の足育の啓発を行うことができました。
とはいえ、足育という言葉や、靴の履き方や選び方を学んだことのない人の方が圧倒的に多く、足と靴の教育を誰もが受けることがあたりまえになるまでの道のりはまだまだです。
設立10周年記念講演会の開催を通して、次の10年の新たな課題を共有することができました。
まずは全都道府県での足育アドバイザー®誕生を目指すこと、同じ志をもつ団体や企業との関係を築くことなど、次の10年の新たな課題が見えた講演会でした。
この記事に掲載した講演会の写真は、フォトグラファーの中村京子さんに撮影していただきました。









