息子が「1人の布団が欲しい」と

家具屋でゴネたとき

想像すら出来なかった


川の字になって4年間

隣にいた小さな小さな

【湯たんぽ】は

季節によっては暑苦しくても

その暖かさは今までの何より

心地よかった


誕生日を迎える前日に

突如としてその日は来た


夜は久しぶりに飲み会で

誕生日プレートなんて

予想もせずにウキウキ帰って


横並びにはない

布団の中でスースー寝ている息子を

「へぇー、本当に1人で寝れたんだニコニコ


なんて、冷静に思いながら

わたしも布団に入ると

急にやってきた成長を実感して

涙をこぼしている



足蹴りもパンチも

狭いところに追いやられることも

これからはないかもしれない


ボロボロと溢れる涙を拭いながら

わたしは、母親なんだ

と、今、深い場所が

実感している



そして、こんなんで

わたしは母親なんだろうか。

と、時折り顔を出して自問してきた答えを

こんな風に解答してくれる

我が息子が尊くて、愛おしい