マンガやアニメと並んで、日本が世界に誇るポップカルチャー。
それは、ゲーム。
東京2020オリンピックの開会式の入場行進の音楽に、
日本のゲームミュージックメドレーが採用されたのは、記憶に新しいところです。
そんな“ゲーム大国”日本を支えるメーカーの1つが、カプコン。
1983年に大阪で創業した世界的ゲームソフトメーカーです。
ゲームはまったくやらないという人でも、
『ストリートファイターⅡ』や『モンスターハンター』、
ハリウッドで映画化された『バイオハザード』などなど、
カプコンが生み出した数々のヒットゲームの名前は知っていることでしょう。
そのカプコンのクリエイションに着目した展覧会、
現在、京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催されています。
まずは、ROUND1。
「カプコン ゲームクロニクル」からスタート。
コンピューターゲームの歴史とともに歩んできたカプコン。
その歩みとゲーム業界の歴史を、
ゲーム機やソフトの実物を交えて振り返る、
巨大なヒストリーパネルがお出迎えしてくれます。
歴代タイトルのポスターやパッケージの一挙展示です。
『ストリートファイターⅡ』はもちろん懐かしかったですが、
輪をかけて懐かしかったのが、『魔界村』や『ロックマン』。
会場写真では伝わりませんが、
会場内では、カプコンのゲーム音楽が流されています。
目だけでなく、耳でも懐かしい気持ちになれますよ。
ROUND2は、「テクノロジーとアイデアの進化」。
今でこそハリウッド映画並みのビジュアルを誇るゲームですが、
当然、ファミコンやスーファミの時代は、その性能に制約があったわけで。
そんな限られた条件の中で、どのように半透明を表現したのか、
あるいは、どうやってドットで魅力的なキャラクターを作り上げたのか、
カプコンのクリエイターたちの創意工夫の数々が紹介されています。
ゲーム好きな人はもちろん、『プロジェクトX』が好きな人も刺さること請け合いです。
なお、それらのクリエイションを実際に体験できるコーナーもありますよ。
ROUND3は、「ファンタジーとリアリティ」。
いかにしてゲームのキャラクターや世界に、リアリティを与えているのか。
こちらでは、3DCG時代のゲーム制作のクリエイションが解説されています。
さまざまな革新的技術が駆使されていることは、十分に理解できました。
本展のラストを飾る「FINAL ROUND」は、
「受け継がれるカプコンらしさ」と題して、
カプコンの歴史に輝く伝説的なゲームの企画書が展示されています。
何よりも衝撃的だったのは、企画書の段階では、リュウは存在せず、
その代わりに、空手家“角田”なるキャラクターが想定されていたこと。
おそらく現代なら、パソコンで作成するのでしょうが、
この頃はまだ、手書きで原画が制作されていたのですね。
緻密に描かれた背景画は、
美術作品として観ても、美しかったです。
「ゲームをするとバカになる」。
自分が子どもの頃は、そう言われていましたが。
これほどまでにクリエイティブに作られたものに、
幼い頃より親しんでいたら、むしろクリエイティブになるはず。
本展を通じて、自身もゲームを制作する側になりたいと思う子どもたちも多いのでは?
クリエイションに興味のあるすべての人にオススメ。
俺よりクリエイション力の強い奴に会いに行きたい人必見の展覧会です!
















