東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団(アーツカウンシル東京)が運営する、
アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点。
それが、シビック・クリエイティブ・ベース東京。
通称、CCBTです。
2022年に、渋谷パルコのほど近くにオープンしましたが、
開館3年目にして、原宿の地へと拠点を移すこととなりました。
それを記念して現在、“SIDE CORE特別展「新道路」”が開催中。
高須咲恵さん、松下徹さん、西広太志さんの3人を中心に、
公共空間や路上を舞台としたプロジェクトを展開するアートチーム、
SIDE CORE(サイドコア)によるこけら落としの展覧会です。
公式HPに案内によれば、本展はCCBT内だけでなく、屋外会場もあるよう。
というわけで、まずはHPに掲載された地図を頼りに屋外会場へ。
すると、そこには駐車場があり、1台のマークⅡが停まっていました。
当然ながら無人だろうと思って、近づいたところ・・・・・
運転席に、バケモノのようなのが乗っていました!
一瞬、心臓が止まりました。
落ち着いて、改めて観てみれば、その正体は、
SIDE COREの作品にたびたび登場してきた“ねずみくん”。
つまり、このマークⅡ自体が作品、あるいは、作品に関連した何かなのでしょう。
ちなみに、車内のねずみくんは、タブレット端末でYouTubeを視聴しているようでした。
本来は、建物の反対側にメインエントランスがあるそうなのですが、
本展に限り、非常階段を上って3階裏口から入る仕様となっています。
観覧料は、渋谷時代と変わらず無料。
受付を済まして、会場に入ると、
スペースに巨大なテーブルが置かれていました。
そのテーブルの上には、東日本の地図を中心として、
さまざまな資料やたくさんの写真が並べられています。
さらには、絵コンテのようなものもありました。
なお、スペース内にはもう一つのテーブルがあり、
その上には多くの資料の他に、2台並んだモニターや、
私物らしきモノや、食べ物や飲み物のゴミなどもあります。
状況から推測するに、おそらく誰かが、
このテーブルで何かしらの編集作業をしていたのでしょう。
実はこれらは、SIDE COREがCCBTが共同で制作した、
新作の映像
制作のインスピレーションとなった事物や記録といったものです。
つまり、鑑賞者は作品の背景を知った上で、
新作の映像
《Iiving road》は、4チャンネルからなる映像インスタレーションです。
これまで、SIDE COREは都心のストリートを舞台にした作品を制作してきましたが、
新作の《Iiving road》では、ストリートはストリートでも、東京と能登半島を結ぶストリート、
首都高速道路や上信越自動車道といった高速道路や、一般道を舞台にしています。
映像は、「
「
「
主人公の女性が各地で写真を撮影ながら、
東京から能登半島へと車で向かう様子が映し出されています。
まさに、ロードムービーです。
全25分と映像作品としては長めですが、
テンポがよく、かつ構図が練られているので、
飽きることなく、最後まで観ることができました。
映画『国宝』ばりに、あっという間に感じられました。

なお、映像内で女性が運転している車は、マークⅡです。
・・・・・ん?マークⅡ?
あ、なるほど!
屋外会場にあったマークⅡは、
この映像作品で登場する車だったのですね!
そういえば。
ねずみくんが観ていたYouTube動画って、
上信越自動車道に関するものだったような。
なるほど。
そこからすでに作品が繋がっていたのですね!
余談ですが。
僕が訪れた際、CCBTの近くで工事が行われていました。














