現在、ワタリウム美術館で開催されているのは、
ブラジル在住の双子のアーティストデュオ・オスジェメオスと、
国際的に活躍するストリートアーティスト、バリー・マッギーによる2人…いや、3人展。
“オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展”です。

最初の展示室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが・・・・・
オスジェメオスによる壁画。
壁画風ではなく、実際に壁に直接描かれたものです。
つまり、展覧会が終わったら、塗り直されてしまいます。
そう考えると、途端に貴重なものに思えてきました。
とはいえ、これはほんの序の口に過ぎません!
本展では館内の壁という壁に、オスジェメオスの絵が描かれています。
あまりにもたくさん描かれていたので、
いい意味で、有難みが無くなったほどでした(笑)
さらには、バリー・マッギーとのコラボした壁画もあります。
写真ではサイズが伝わりづらいですが、
実はこの壁画は、2フロア分の高さがある巨大なもの。
なお、この壁画を含めて、彼らは全部の壁画を、
たったの3日ほどで描き上げてしまったのだそうです。
なんと“しごでき”な2人なのでしょう!
そんな2人がリスペクトするバリー・マッギーもまた、
会場内の壁という壁を自身の作品で埋め尽くしています。
オスジェメオスの2人の全力投球ぶりに、
先輩のマッギーが全力で応えたの伝わってくるようでした。
ただ、バトルというよりは、真剣に遊んでいる感じ。
それだけに、ハラハラドキドキではなく、
ワクワクドキドキする空間に仕上がっていました。
さてさて、本展では平面作品以外にも、
オスジェメオスによる映像インスタレーションも展開されています。
4階展示室をまるまる使ったこの作品内は、
壁一面にくわえ、床や天井も鏡張りとなっており、
そこに2人の映像作品がループで上映されていました。
インフィニティ・オスジェメオス。
しばらくこの空間にいたなら、トリップしてしまうこと請け合いです。
もちろん合法的なので、どうぞご安心くださいませ。
また、本展では2組の共作によるインスタレーション作品も展開されています。
本展のために制作されたという新作は、レコードショップがモチーフ。
空間内には彼らの作品とともに、
本物のレコードもたくさんディスプレイされていました。
なんとなく南米テイストなショップなので、
売り物(というてい)のレコードも南米の曲と思いきや!
アニソンやフォークソングといった日本のレコードが多めでした。
なお、ショップ内には若き日の森進一の『ベスト・ヒット・アルバム』も。
展覧会とは直接関係ないですが、
改めて見て、若き日の森進一は、
「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiroに似ていました。
やはり親子なのですね(しみじみ)。
そうそう。レコードといえば、こんな作品も。
さまざまなレコードのジャケットが、マッギーによって魔改造されています(笑)。
めちゃくちゃに改変されているわけでないのに、
一目でマッギーのしわざとわかるのが興味深かったです。
なお、作品の中には、若き日の橋幸夫さんもいらっしゃいました。
橋幸夫さんを、こんな風にポップにいじれるのは、
全盛期の清水アキラさんかバリー・マッギーくらいなものです。
ちなみに。
そんなマッギーをオスジェメオスがイジった(?)絵もありました。
(マッギーをリスペクトしているはずなのに!)
もはや妖怪のたぐい。
夜中に高速道路に現れては、時速100キロで追いかけてきそうです。
















