■北斎先生!!
漫画:城戸みつる
出版社:講談社
発売日:2015/1/7
ページ数:127ページ
稀代の浮世絵師、葛飾北斎。
齢90にして到達した、究極の「美」…それは「萌え」!!
時代を先取りしすぎた萌え絵は、果たして江戸の民に認められるのか!?
キレると怖い弟子・庄兵衛、
BLを生み出しちゃった絵師・写楽、
天才なのに残念すぎる福澤諭吉、
ネコ耳なのにグロ趣味の月岡芳年……。
江戸の有名人たちが濃すぎるキャラで登場する爆笑4コマ、ここに降臨!
(講談社HPより)
「さすが世界で最も有名な日本人芸術家だけあって、
葛飾北斎を主人公にしたフィクションは、多々ありますが。
90歳の北斎を主人公にしたのは、おそらくこの1冊だけでしょう。
しかも、その北斎が萌え絵を発明してしまうという設定もユニークです。
Amazonのレビューも高評価ですし、
「これは掘り出し物を見つけたに違いない!」
と、早速Kindleで買って読んでみましたが、、、
え~っと、どこからツッコんでいきましょう??
まず何より驚いたのが、画力。
表紙はそれなりにイイ感じなのですが、
ページをめくり、1つ目の4コマ漫画を観た瞬間、
決して誇張ではなく、頭が混乱しました。
あれ?表紙と中身、取り違えられてる??
4コマ漫画を数本読み終えた時点では、
あえて中学生が書いた漫画っぽく描く、
というボケなのかと本気で思っていました。
しかし、待てど暮らせど、画風は一切変わらず。
なるほど。これがこの作者の画風なのですね。
いやはや、よくそれで、日本一の画力を持つ北斎の漫画を描こうと思ったものです。
↑これは素直に褒めています。
さて、画風はまぁ、なんとか慣れたとして。
肝心のギャグが、率直に言って、自分には合わなかったです。
あと、今の時代にも合わなかったです。
ギャグとして、ぶん殴るシーンが何度も登場するのですが、
人が人を思いっきりぶん殴るのが面白いって感覚がどうも肌に合わず。。。
また、冒頭でも触れましたが、
北斎が萌え絵を発明したという設定は、素直にオモシロいと思いました。
ただ、自分が生み出した萌え絵にゾッコンになるあまり、
それまでの浮世絵の美人画が、全然美人に思えなくなり、
さらには、当時の江戸時代の女性まで不細工に思えてしまう。
そんな不細工いじりネタが、本編では何度も登場していました。
2015年に発売された漫画なので、
もちろん今よりコンプラはキツくなかったでしょうが、
それを加味しても、このギャグでは心の底から笑えなかったです。
たぶん10年前の自分が当時読んでいたとしても、同じような感想を抱いていたかと。
Kindle版の最後のページには、こうありました。
「※収録されている内容は、
作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。」
結果的に、この1文が一番オモシロかったです(笑)

(星0.5つ)」
~漫画に登場する名画~
《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

