来年2026年に、生誕140年を迎える“レオナール・フジタ”こと藤田嗣治。
それを記念して、今年から来年にかけて、
日本各地で数々の藤田嗣治展が開催される予定です。
そのうちの一つが、SOMPO美術館で開催中の“藤田嗣治 7つの情熱”。
(注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
藤田嗣治の芸術を情熱という切り口で紹介する展覧会です。
取り上げられていた情熱は、全部で7つ。
「自己表現」、「風景」、「前衛」、「東方と西方」、
「女性」、「子ども」、そして、「天国と天使」です。
(注:藤田の絵画は大人の事情で掲載できないので、藤田風顔文字で隠しています)
どれも興味深い切り口ではありましたが、
「女性への情熱」という切り口に関しては、
パワーワードすぎて、若干ヒヤッとしました。
今のご時世的に。
さて、本展を監修したのは、パリ在住の美術史家で、
藤田のカタログ・レゾネの編集者であるシルヴィー・ビュイッソン女史。
藤田研究の第一人者としても知られています。
そんな彼女が呼びかけたおかげで、
本展には、世界各国の個人コレクターが、
快くその藤田コレクションを貸し出してくれています。
藤田嗣治《雪中のフードの少女》 1929年
黒鉛・水彩・グアッシュ/カルトンに貼った紙
23×17.5cm Yuコレクション(ベルギー)
© Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5785
藤田嗣治《ヴェールの若い女性》 1950年
グアッシュ・水彩・墨・金箔/紙 23.3×17.2cm
個人蔵(エルサレム、イスラエル)
© Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5785
出展されている藤田作品のほぼ全部が、個人蔵のものです。
美術館所蔵の作品であれば、どこかで観られる機会はありますが、
個人コレクションは、その個人と繋がらない限り、決して目にすることはできません。
国内の個人コレクションでも難易度が高いのに、
本展で紹介されているのは、フランスやベルギー、
イスラエルといった海外の個人コレクションです。
よほど藤田に対する情熱がない限り、
自力でコンプリートするのはまず不可能。
気軽に観られる(?)この貴重な機会を是非お見逃しなく!


なお、出展作品の中には、日本の個人やポーラ美術館、
松岡美術館やメナード美術館など日本国内に所蔵されているものも。
それらの中には、なんと迎賓館赤坂離宮の所蔵品もありました。
こちらも是非お見逃しなきように。
お見逃しなき、といえば。
大の猫好きだった藤田にちなんで、
本展の会場内のあちこちに猫がいます。
5階と4階の展示室を結ぶ階段にもいますよ。
ちなみに。
本展は二部制となっていおり、
第一部で藤田の7つの情熱をたっぷりと紹介した後、
第二部では、藤田と関わりの深い日本人画家9人が紹介されています。
それらの中には、川島理一郎や岡鹿之助、
さらには、SOMPO美術館とも関わりの深い東郷青児も。
紹介されていた9人の日本画家の中には、
「エビハラ・ブルー」でお馴染みの洋画家、海老原喜之助もいました。
何度も藤田のもとに通い、彼に師事した海老原は、
藤田が死去した際には、彼の葬式を取り仕切ったそうです。
なお、「エビ」「オヤジ」と呼び合う仲だったとか。
北島ファミリーを彷彿とさせるエピソードです。
ちなみに。
紹介されていた日本人画家の中で個人的に最も象に残ったのは、
パリで15年以上も制作を続け、藤田とも親しく交遊したという小柳正です。
・・・・・・・そのまんま藤田。
┃会期:2025年4月12日(土)~6月22日(日)
┃会場:SOMPO美術館
┃https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2024/tsuguharu-foujita/love/
~読者の皆様へのプレゼント~
“藤田嗣治展”の無料鑑賞券を、5組10名様にプレゼントいします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
なお、〆切は5月10日です。当選は発送をもって代えさせていただきます。










