パスポートセンターがあることでもお馴染み東京交通会館。
銀座のギャラリーを訪れるついでに、
本屋に立ち寄ったり、アンテナショップを眺めたり、
東京交通会館にはよく足を運んでいるのですが。
先日、ふと大階段にあるモザイク壁画が目に留まりました。
もちろん、これまで何度も目にはしていましたが、
“モザイク壁画があるなぁ”くらいにしか感じることはなく。
そこまで意識したことはありませんでした。
しかし、マジマジと観てみると、まぁ立派なモザイク壁画です。
添えられたキャプションによれば、
矢橋六郎による《緑の散歩》という作品とのこと。
東京交通会館が竣工した昭和40年から設置されているようです。
よくぞこれほど大作のモザイク壁画を作ったものだと、惚れ惚れしてしまいました。
続・無料で観れる美術百選061
矢橋六郎《緑の散歩》
改めて立ち止まってじっくり眺めていると、
多くの人がこのモザイク壁画をスルーしています。
皆さん、ちょっと立ち止まって、モザイク壁画を観たほうがいいですよ。
(↑これまでスルーしていたお前が言うな!)
さてさて、あらゆる角度からこの立派なモザイク壁画を眺めていると・・・・・
なんと上の階にもモザイク壁画があるようです。
階段を上がってみると、そこにあったのは《白馬》という作品。
実はこの作品も、《緑の散歩》と同じく矢橋六郎によるものでした。
矢橋六郎が何者なのか気になって調べてみると、
日本におけるモザイク壁画の先駆者で第一人者とのこと。
新幹線名古屋駅や岐阜県庁にも彼のモザイク壁画があるようです。
さらには、地下鉄日比谷駅にも彼の作品がある模様。
東京交通会館からそう遠くないので、足を運んでみることにしました。
もともとそういう色合いだったのか。
はたまた行き交う人々と擦れあって、色がくすんでしまったのか。
ポンペイのモザイク壁画くらいの風格を漂わせていました。
ちなみに。
作者の矢橋六郎が気になり、さらに調べてみたところ、
Wikipediaの彼のページにはこんな一文が掲載されていました。
「先祖は嵯峨天皇の第12皇子で光源氏の実在モデルの有力候補とされる源融にまで遡る」
しかも、Wikipediaには、矢橋家の系譜や家系図も詳細に掲載されています。
美術の情報以上に。
モザイク壁画も立派ですが、血筋も立派。
それが、矢橋六郎です。
<無料で観れる美術 データ>
東京交通会館
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1
アクセス:○JR「有楽町駅」から徒歩約1分
○東京メトロ「有楽町駅」から徒歩約1分
○東京メトロ「銀座一丁目駅」から徒歩約1分








