昨年4月、恵比寿ガーデンプレイス内のヱビスビール記念館が、
名前も新たに「YEBISU BREWERY TOKYO」とリニューアルしました。
リニューアルにあたって、施設内のミュージアムエリアもバージョンアップ。
今年で生誕135年を迎えるヱビスビールの歴史が辿れるようになっています。
こちらは、記念すべき第一号のヱビスビール。
瓶詰ではあるものの、まだ王冠はなく、
その栓にはコルクが採用されていたようです。
なお、その当時のヱビスビールは1本20銭だったそう。
かけそばが1杯2銭だったとのことで、その10倍もする高級品。
そこそこのワインくらいの感覚だったのでしょうね。
さて、この当時まだ日本人に馴染みのなかったビールを広めるべく、
明治32年に銀座に誕生した日本初のビアホールが、恵比寿ビヤホールでした。
その最初のおつまみは、意外にも大根スライスだったそうです。
それ以外にも、海老と蕗の佃煮や、
塩ゆでエンドウ豆が人気のおつまみだったとか。
ビールのおつまみというよりは、日本酒のつまみのような?
この頃はまだ、枝豆や唐揚げ、フライドポテトはなかったのですね。
ちなみに。
ミュージアムエリアでは他にも、
過去のヱビスの看板やポスターなども紹介されています。
また、ヱビスビールが登場する作品として、内田百閒の『御馳走帖』を紹介。
さらには、グルメ漫画の金字塔『美味しんぼ』や、
『新世紀エヴァンゲリオン』も紹介されていました。
どちらの漫画も読むと、無性にヱビスビールが飲みたくなります。
さてさて、そんなYEBISU BREWERY TOKYOでは、
現在、“美人画で巡るヱビス”が開催されています。
まずは、ヱビスの歴史ともいえる、
美人画ポスターのルーツをパネルで紹介。
その最初期、1912年のポスターがこちらです。
籠の中には、ヱビスだけでなく、
サッポロやアサヒのビールもあります。
なお、車窓越しに見えているのは、かつての恵比寿工場なのだそう。
いわゆる匂わせというヤツですね。
それから時代が進んで、昭和2年のポスターがこちら↓
ヱビスビールと一緒に宣伝されているのは、
レモン風味の炭酸飲料「リボンシトロン」とのこと。
先ほどのポスターもそうですが、
あえて美味しそうに飲む場面をビジュアルにしていないのは、
現在のビールのCMやポスターとの大きな違いであるように感じました。
そんな伝統的なヱビスの美人画を踏まえて、
ジョジョでお馴染みのあの荒木飛呂彦さんが、
現代的にアップデートして描き下ろした美人画が、
期間限定でヱビスビールのパッケージに採用されています。
本展ではその美人画の高精細複製画と、
原画を3mに拡大出力したものが展示されていました。
拡大されたことで、その細部への描き込みが際立っていた気がします。
さすが荒木飛呂彦さん!
おれたちにできない事を平然とやってのける。
そこにシビれる! あこがれるゥ!といった感じでした(←?)。

なお、美人画ではないですが、荒木さんは恵比寿様も描き下ろしたようで。
荒木さんが描くと、神様というかスタンドのよう。
おそらくこの釣り竿で何でも釣れる能力を持っているはずです。
ちなみに。
YEBISU BREWERY TOKYO内には、
実際にヱビスビールを飲めるタップルームエリアがあります。
ここでしか飲めないYEBISU∞(インフィニティ)や、
荒木さんによって、『受け継ぐ者』と命名されたそうです。

















